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涙そうそう
私の30年来の大切な友人のバースディにリクエストを頂いたので、弾いてみました。 お題は決まっていませんでしたが、うーーん、そうなると10人いたら8人は知っている曲を選曲しないと、演奏しても「知らないよ?」となっちゃうので、悩みました(笑) そんな中、YouTubeで候補を漁っていたら、とてもボイシングの美しいピアノ演奏を見つけました。それがこの「涙そうそう」です。 ええ、適当にコードを付けてなんちゃって演奏なら簡単なのですが、ここはお誕生日という締め切りがあり、弾いてみたいアレンジがあるので、約三週間、時間を見つけては練習してみました。 弾きたいアレンジの楽譜は購入すればあるのですが、ここはみみっちく自力で頑張ってみました。YouTubeのあれ、何というのですかね?ピアノロール?弾いている鍵盤を流れてくる棒?線?での表現と、実際のピアノ演奏が合体している動画からmusescoreにて譜面化。いやぁ、慣れればこのmusescoreって便利ですね~!それをPDFにしてノートパソコンに表示して譜面としました。 ちょっと前までは手書きの楽譜だった私。大躍進~??いや、ただの時代です。 以前にも述べましたが、私は譜面を読むのが苦手でして・・・。 特にヘ音記号の和音がさっぱり読み取れない。基本的には暗記で乗り切るのですが、まーーーーーー、びっくりするほど覚えられない。 そしてこのアレンジが絶対にこの音!とこだわり抜いた響きなので、いい加減には弾けないし、そうしたいと思ってこのアレンジを選んでいる・・・締め切りは迫る・・・ そうだ、私にはCUBASEがあるじゃないか! というわけで、まだぜーーーんぜん完成には程遠い演奏ですが、4小節ぐらい弾いては録音を止めて、それをつなぎ合わせて形を整えるという反則技を使って完成させました。(あかんやろ~) 指に迷いがあるので、音の表現も中途半端ですが、まぁ、記録として残しておきたいと思います。 この練習を始める前はガーシュインの「I Got Rhythm」を原曲キーで練習していたんですがねぇ、すっかり忘れてしまいましたよ、ひーーーん。あの下がっていく半音進行、弾ける気がしない( 泣 ) これもね、演奏のバリエーションの研究と思って練習を始めたのですが、ちっとも進まないわ~。うううぅ。
こち亀 その1
習作です~。 何回か録音してみましたが、どうもどこか間違う。そのうち集中も切れて言い訳をしながらこれも記録と割り切って終了することにしました。 世の中の演奏動画の皆さん、ほんと凄いです! さて、曲は堂島孝平さんの「葛飾ラプソディー」 ラプソディーとは「自由奔放な形式で民族的または叙事的な内容を表現した楽曲。」とのことで、私も自由に演奏していますが、本当はもっとジャズ寄りにしたいのですよ。勢いで弾いているうちにこうなっちゃいました。 中盤はもっと考えたいと思っています。 元は私が師匠と仰ぐピアノ動画にて、とても素敵な演奏をされているの見て、私もかっこよく弾きた~い♪だったのですが、なんともはや・・・。 引き出しの量が圧倒的に違う! 足りない筆頭は左手のバリエーションですね、ふぅ~。 いや・・・単に楽譜を読むのが面倒にて・・・うううぅ。 コードを頼りに適当に・・から脱却したいような、これでいいような・・・。 譜読みめっちゃ時間かかるんですよ。とほほ。
今宵の月のように1
今宵の月のように エレファントカシマシ最大のヒット曲にて、ファンになる前から知っていた曲でもあります。 でも、この曲の響きの美しさを本当に教えてくれたのは、お買い物中に偶然流れてきた有線放送からのインストバージョンでした。 ピアノをまた弾くきっかけとなったの楽曲のひとつです。(もう一つは「丸の内サディスティック」のストリートピアノです) ピアノ一本で飾りっ気がなくクラシカルに演奏されていたメロディとハーモニー。お買い物中の騒めきは一瞬私の周りから消えて、曲が終わると現実に戻った、そんな不思議な感覚を味わいました。 私なりに分析してみます。 「くだらねぇ~とつぶやいて」とサビから始まり、間奏を挟んでAメロへ。 この間奏の途中で声をオクターブ上げて歌う箇所があるのですが、この部分はルパン三世のTVアニメのエンディング♪あし~もとに~からみ~つく~で始まる歌詞のの一番最後、ルパン三世~い~~とオクターブ上がる個所を彷彿させるのですが、どうでしょうか。 私、これは確信があるのです!宮本さんのソロデビュー曲「冬の花」にて、アレンジを小林武史さんに持って行ったときに「キャンディキャンディ」の音と説明したとか。 チェンバロですよ、宮本さん!!って教えて差し上げたい♡ しかし・・男子も見ていたのですかねぇ、このアニメを。いや、うちの旦那も少女漫画大好きなのでそんなものかもしれませんね。 さて、話を戻して・・・。 今宵の月のように、冒頭部分 「くだらねえとつぶやいて 醒めたつらして歩く」 G B7 Em G7(Ⅰ Ⅲ7 Ⅵm Ⅰ7) とコードが紡がれるのですが、G7にぞわぞわします。 ノンダイアトニックコードのⅠ7はセカンダリードミナントコードで強く次の「いつの日か~」のCコード(Ⅳ)へつながっていきます。 (私の楽典は独学にて、間違っていたらごめんなさい~) よくあるのがAメロからBメロとか、サビへ向かう途中で挟むパターン。 先述の「冬の花」でもAメロからBメロへ向かう途中で出てきますよね。 要するに、これが曲の転換のためでもなく、メロディの途中で出てくるところが、ぞわぞわするところなのでしょう。 そしてこのメロディに対して、薄くかぶさるオルガンの音にて心をがしっとつかまれます。 そして、Aメロの前のsus4コード(オクターブを声で響かせる箇所)。これはピアノで弾いていてたまりません。 ふわふわ浮いているような、儚いような。でもエレカシはロックバンドなので余計なテンションは入れないでじゃかじゃかギターを鳴らしていますが、ちょこっと潜ませると、う、美しい!!アルペジオを気の向くまま弾いています。もっといい響きはないかなぁ~。 そしてAメロに入る前はC/Dの分数コードを挟みたくなりました。 コード理論をある程度知っているほうがコードや耳コピの予想がつきやすいのですが、頭の中で響く音を探す作業も楽しいです。 いけませんね、Aメロに行くまでにこんなに饒舌になってしまいます。 Aメロはですね、昇る太陽でも使っているコード進行なのですが、ピアノを弾くまで全然気が付かなかったほど別物に感じるのは何故?とか、Bメロにてのあの音がこの曲の世界観を表しているのかなぁとかカラオケで歌いやすそうに思うけど、本当はとんでもないのはなぜか?とか・・・。 言いたいことがまとまらなくなってきたので、また。(読んでいただいた方、ごめんなさい。)