【備忘録】伊皿子りり子さんのトークイベントに行って来ました
こんにちは、みやもとけんいちです。
2024年8月13日、スタートアップカフェ大阪(関西大学梅田キャンパス)でCCCメディアハウス編集者伊皿子りり子さん(田中里枝さん)のトークイベントに行って来ました。90分のイベントでしたが、時間の経つのを忘れてしまう内容でした。
本来、トークの段取りは、
私の人生年表
本を考える
本をつくる
本を遺す
の予定でしたが、はじめの「私の人生年表」に大半が費やされました。(以降、短距離ランナーの如く駆け足となったんですがw)。
生い立ちから大学卒業後、インターンでロンドンに行かれたこと、大阪での商社勤務、出版社の編集者に転職のため上京、何度か出版社を転職して現在に至っている中でのエピソードを語ってました。
印象に残ったことば
いっぱいあって、全部書いたらええんですが。一つだけ。
A面B面
レコードみたいですが。
A面は著者としてライトが当たっている部分。りり子さんはそこには目もくれず「B面」。
「A面は他がやるからおもんない。B面。ここがおもろいんや。私がおもろいから売れるんや」
例えば、朝日新聞記者の近藤康太郎さんは、新聞記者以外にも田を耕し、猟師もやる有名な方。しかし、A面の「百姓」「猟師」でなく、出版したのは、「文章術」本。「三行で撃つ」「百冊で耕す」といったB面。
編集者としてここまでするんや
編集者は、社内の企画会議で出版する書の企画案を通す必要があります。
りり子さんは、ロビー活動をして、企画を通したことも語られました。
鈴木智彦さんの「ヤクザときどきピアノ」です。
鈴木さんは、ヤクザを取材するライター。
りり子さんは、「この人はそれだけではない」ということをアピールするため、「鈴木智彦新聞」という壁新聞を作られたとか。
「A面B面」発想です。同時に、編集者としての本気度を感じました。
個人的に・・・
素のりり子さんの「人となり」を垣間見えた気がしてとてもよかったです。
過去2回(福岡、東京)、近藤康太郎さんのトークイベントや書くセミナーでりり子さんにお目にかかっているけど、あくまでも仕事。裏方に徹しておられ、どことなく硬い印象を受けていた。
が、今回地元大阪に帰ってきていることもあるせいか、すごくリラックスした感じに見受けられました。どこにでもいない、教養、品のある大阪のおね~ちゃんといった感じでした。
ええ顔してまんなぁ。
最後になりますが、伊皿子りり子さん、お声掛けされた三砂さん、大変楽しいイベント、ありがとうございました。また、ぜひ三砂さんの頑張りに期待したいものですw