病態分類筆者が学生の頃は、I型とかIII型とか数字で呼んでいたが、それも今は昔。 顎関節症の6〜7割が「顎関節円板障害」で、そのほとんどが、「関節円板の前方転位」ない…
「くさび状欠損は過度のブラッシングが原因」という「歯ブラシ説」(Miller, 1907)は、長〜いこと受け入れられてきました。 しかし、くさび状欠損は、 ・歯ブラシの当た…
歯内療法診療ガイドライン(2020年6月発行)を読んだので、2分で読めるようにまとめてみました。 CQ1. 初回根管治療における 1 回法は複数回法よりも有効か?初回根管…
宮嶋大輔
2020年9月2日 23:40
病態分類筆者が学生の頃は、I型とかIII型とか数字で呼んでいたが、それも今は昔。顎関節症の6〜7割が「顎関節円板障害」で、そのほとんどが、「関節円板の前方転位」ないし「前内方転位」。顎関節症治療の原則まずは「患者さんへの病態の説明」が治療の第一歩。その上で、可逆的な保存的治療、つまり理学療法、薬物療法、スプリント療法などといったプロフェッショナルケアは、必ずセルフケアと合わせて実施され
2020年7月24日 23:58
「くさび状欠損は過度のブラッシングが原因」という「歯ブラシ説」(Miller, 1907)は、長〜いこと受け入れられてきました。しかし、くさび状欠損は、・歯ブラシの当たりにくいところにもみられたり(Bream, 1992)・歯ブラシを使わない時代の人にもみられたり(小寺、1998)・動物の歯にもみられたり(Graehn, 1991)するため、くさび状欠損の原因を『歯ブラシ説』だけで
2020年7月23日 16:50
歯内療法診療ガイドライン(2020年6月発行)を読んだので、2分で読めるようにまとめてみました。CQ1. 初回根管治療における 1 回法は複数回法よりも有効か?初回根管治療(未処置の根管に対する根管治療)において、複数回法より1回法の根管治療を弱く推奨する(エビデンスの確実性:低 推奨の強さ:弱い推奨)エビデンスとして採用された論文にも目を通すと、要するに、「複数回法(水酸化カ