回想
中々、noteを、開く時間が減って
時間の経つのは、早いものですね~。
縁側でお日様を浴びてたら、ふっと、息子の子供の頃を
思い出し、一人笑ってしまった。
あれは、息子が中学の頃だった。
風邪の引きはじめだったか、お母さん、何だか喉が痛いと、訴える息子。
私
そう、じゃあ、かりん酒でも、飲むか?その問いに
息子
かりん酒?どんなの?
私
喉にいいんだよ。と答える。
息子
じゃあ、飲んで見ると言う。
私
そう、じゃあと、言いながら、かりん酒の蓋を開け、適量を
氷と水で薄めて、コップに、それを、息子に渡しながらこれ飲んでごらんと。
息子
初めは、恐々と、口にしたが、最後にごっくんと、素晴らしい飲みっぷり。
お母さん、うめー。
もう一杯貰え無いと、二杯目要求。
私
そう?と言いながら、もう一杯作り息子に。
息子
今度は、一気飲み
うめーなぁー。
息子
お母さんもう一杯飲みたいと言う。
私
夕飯時で、忙しい。
そこの棚にあるでしょう、自分で取って飲んでよと言う。
息子
私に、言われて、うん、判ったといい、かりん酒のびんを開け
水割りを作って、口に一気飲み、その瞬間
ああああーーー、にげーっ汗、思わず洗面所でぺッ、ぺッと
お母さん、これ、にげーよ!と、雄たけび。
私
何事かと、貴方どのビン開けたの?
息子
このビンだけど、と言う。
私
それ見て、そのビンは、お父さんのハゲ薬だよ、かりん酒はその隣のビン。
息子
えええーーー
お母さん、僕大丈夫かな?
私
大丈夫よ、お父さんのハゲ薬は、オレンジ皮だから
口にしても、大丈夫よ。
そうか?、ハゲ薬が利かなかったら、私飲もうかと、思ってたけど
やっぱり、皮だけじゃ、そりゃあ苦いわね。
良かった、お母さん飲まなくて。
息子
その後の冷ややかな顔。
今では、息子も、いいおじさん。
少し頭が、主人に似て来た。
あの時の、ハゲ薬作ってあげた方がいいかな?
一人悩んでいます (笑)