見栄を張ることから
はじめに
お久しぶりです。就職活動を終えてから10ヶ月、とてもお世話になったReDesigner for Student さんからお誘いを受けてAdvent Calendar参加させていただくことになりました🙏
自分の就活を振り返りながら、もっとこうしておけば良かったなみたいなスタイルで25卒以降の皆さんのお役に立てる記事を書けたらなと思っていますので少しの間お付き合いください🙌
自己紹介
HAL大阪グラフィックデザイン専攻4年
キャッチコピーとUIデザインを見るのが大好きです
オリジナルのゲームUIを自由帳に書くのが趣味だった小学生時代からいつの間にかデザイナーになってました。趣味はカメラと寺社仏閣巡り
就活記
就活を意識するきっかけになった出来事から本選考までまとめた就活記です。少し長くなりましたが時間のある際に読んでもらえると嬉しいです。
1 知ったかぶりから始まるサマーインターン
「サマーインターンって行く?」
3年生の5月頃に同学年のエンジニアの友人から言われた言葉です。当然知らないので僕はすかさず「あ〜サマーインターンね〜🤔」と内心焦りながら知ったかぶりしてました。
家に帰って急いで調べてみると、どうやら意識の高い学生は3年生の夏から就活を始めるらしい。徐々に焦り始めます。
僕が通っている学校は経団連の就活ルールに則って4年生から就活を始めるのが当たり前だったので認識のギャップに驚いた記憶があります。
【デザイナー サマーインターン】で雑に検索すると数件ヒット、綺麗なページが出てきて募集要項を見るとポートフォリオの締切が2週間後❗️
そもそも応募しても受かるものなのか分からなかったので先生に聞いてみると「今まででサマーインターンに行った学生はおらんなぁ」と返事。
ますます不安になります
そもそも大学生向けだし専門学生が応募してもダメなんじゃないか??と思いつつ、応募するだけなら無料!と友達に言われて徹夜でポートフォリオ作って何件か応募しました。
その後奇跡的に2社から選考通過の連絡をいただいてサマーインターンに参加できることが決まりました。
思えばこのタイミングが就職活動の転機だったんじゃないかなと思います。エンジニアの友人に感謝🙏
教訓
・自己評価は結構当てにならない
全然自分の作品に自信が無い中応募しましたが、興味を持ってくださる企業さんがいたので自分の作品を客観的に評価してもらえる機会は大事だなと…
・いつか作品作らないとな〜は作らない
後回し癖が極限までついてるので、応募期限を利用してギリギリに作品を作りきるスキル(?)を獲得します。
・ポートフォリオに課題を入れるな!は極論
自分の学校は課題自体がざっくりしたお題だったので(イベントの企画リーフレットを作ろうみたいな)自分でコンセプトを考えたり他の人と全く同じにならないように意識していました。自分のオリジナリティが見えれば課題を入れるのも全然ありかなぁと
2 …ないです!
面接で落選した選考もあり、初めての面接はそれはそれはひどいものでした。
自己分析なんて言葉すら聞いたことなかったので
みたいな会話をしてしっかり落ちました。自分のことなんて聞かれなくても分かってると思ってましたが、そうでは無かったみたいです。
今ならChatGPTがあるので事前にAIで面接練習してみてもいいかもしれません。
それを機にYoutubeで【自己分析 やり方】で検索して頭に叩き込み、対策は万全!面接に挑みます。
・言ってることに本音感が無い
・自分をよく見せようとしすぎている
と激辛フィードバックをいただきその通り過ぎて撃沈。何度も失敗を繰り返しながら就活後期には少しずつ自分の言葉で話せるようになっていった気がします。
ただ1つ良かったのは
【壁にぶつかる→模倣してみる→壁にぶつかる→自分なりにやってみる 】
の物事の上達の黄金サイクルを自然に実行できていた点だと思います。
就活で必要なビジネスの知識なども少しずつ入れながら1年かけて情報収集に取り組んでいました。
教訓
・自己分析は急にできない
就活を通して少しずつ進めていくのが自分には合ってる気がしました
3 頭が真っ白になった3日間
そんなこんなで待ちに待った3Daysサマーインターン当日、ワクワクしながら渋谷のオフィスに向かいます。
結果はボロボロでした
ロジカルシンキングや、デザイン思考、具体⇄抽象の行き来など、分かってるつもりになっていたけどいざやってみると全然できていない。という状況になり、言語化ってこんなに難しいんだと自分の無力さを思い知らされました。
友人に温かいメッセージをもらいながらなんとか乗り切りました。人生で一番濃い3日間だったと思います。
人生を変えるインターンを企画して招待してくださった関係者の方々に感謝。
このインターン参加以降、自分の考えを言葉にすることの大事さに気づいて見た映画の感想を書くようになったり、Googleの口コミを書いてみたりと自分の生活習慣に変化が現れてき始めました。
noteを始めたのもこのインターンがきっかけでした。
教訓
・実際やってみるとできない(当たり前)
個人的には大発見
4 就活はサボれる
気づけば11月、1ヶ月の長期インターンなどにも参加して少しずつ知識を蓄えて本選考用の作品を作り始めます。
作り始めますと言っておきながら課題やらなんやらで後回し癖発動。結局応募期限が迫ってきて徹夜で完成させる。いつもの流れすぎて嫌になります。
就活は監視のないフルリモートワークみたいなものなので無限にサボれてしまいます。自分でこの日までに作ると決めて結局守れなくて自己嫌悪に陥る学生の人、結構たくさんいるんじゃないでしょうか。
エントリーだけしておいてあとはポートフォリオを提出するだけの状態にして、期限までに作り切る。作らないと志望企業に問答無用で落ちる。ぐらいの追い込みをかけてもいいと思います。
その後なんとか2週間ぐらいで最終系のポートフォリオが完成、本選考に応募し始めます。今までの学習の集大成という感じでゲームのラスボスみたいで楽しかったです。
企業研究に時間を使いたかったので、タームに分けて一度に応募するのを6〜8社程度に絞っていました。全部結果が出たら次のタームに行くみたいな形で。それ以上だとキャパオーバーになっていた気がします。
教訓
・後回し癖とは仲良くする
いっそのこと後回しにしてる時は考えすぎず、堂々とサボる方が幸せです
5 おわりに
そんなこんなで無事内定をいただき僕の就活は終了です。ちょうど自分が今の時期に心の支えになったのがこのAdvent Calendarの就活記でした。
普段SNSでキラキラしているように見えても、みんな何かしら不安を抱えているんだなと頑張るきっかけになったことを覚えています。そんなきっかけになれるように、自分のありのままをそのまま文章にしてみました。
このnoteで一番伝えたかったことは、見栄を張ることから始めてみてもいいんじゃないですかということです。
頑張って作った作品見てくれよ!とちょっと恥ずかしいキャッチコピーを入れてみる
自分のこと何でも聞いてくれよ!と自信満々で面接に行ってみる
絶対優勝してやるぜ!と腕試しみたいにインターンに行ってみる
見栄を張ってチャレンジしてみる、失敗する、努力してまた見栄を張る、そして失敗する。
1年前の自分が見栄を張ってインターンに応募してくれたおかげでここまで来ることができたと思います。皆さんも見栄を張ってみてはいかがですか。
宮地
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