キスペプチンは女性の「性」の司令塔?作用とメカニズムを知ろう
女性ホルモンである「エストロゲン」や「プロゲステロン」について、その作用や重要性を理解しているトレーナーは多いと思います。この2つに加えて、もう少しいろんなホルモンについて知ることで、さらに女性の健康について考えられるようになるでしょう。
このnoteでは、そんな女性と関係の深いホルモンについて、作用や重要性を紹介していきたいと思います。今回紹介するのは「キスペプチン」というホルモンです。
キスペプチンは女性の月経周期に深く関わっている
キスペプチンは、脳の視床下部で分泌されるホルモンです。視床下部は、脳の中でも比較的原始的な組織ですが、キスペプチンが発見されたのは約20年前ということで、医学的な観点では「割と最近」見つかったホルモンとされています。
ちなみに、キスペプチンはKISS-1遺伝子の産物であり、この遺伝子が『キス・チョコレート』という製品で有名な会社の工場がある、ペンシルバニア州の大学で発見されたことから、「キスペプチン」と呼ばれるようになりました。
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