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【体性感覚】立ち上がり動作と可動域の変化

イスから立ち上がる際に、足底のどの部分で立ち上がるか。普段意識しないことではあるが、立ち上がり動作はその後の運動可動域に、大きな影響を与えている。着座からの立ち方次第で、その後の歩行パターンを理想的なものにするか決まるとしたらどうだろうか。

この一連のテーマは、解剖学的側面ではなく体性感覚=自身の知覚と姿勢への連動によって形成されている部分が大きくある。

(1)上肢の可動域の変化

デスクワーク、学校での勉強、自宅での食事、読書、動画鑑賞。あるいはトレーニング前に、施術台で着座にて上半身のケアを受けた後でも構わない。いざ立ち上がって外出や運動を始めようというとき、「どのように立つのか」は非常に重要な問題である。

もしも時間がある人は、その場で足関節を背屈し、両足の踵を床に5回ほど「トントントン…」とついてみてほしい。その後、なるべく踵重心で立ち上がり、立位になったらいつもと同じ姿勢に戻って構わない。

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その後、片方ずつ腕を真っ直ぐ挙上してみる。

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再度座り、次は足関節を底屈し、つま先を床に5回ほどついていく。椅子には浅く座り、上体もやや前へ倒して行うとその後の違いが分かりやすい。

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