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全般てんかん(種類・発作の特徴)

てんかんは、部分てんかん(局在関連てんかん)、全般てんかんに分けられる。そのなかでも全般てんかんは、脳全体が過剰に興奮する発作が主症状とする病態である。

全般てんかんは特発性てんかん(脳に明らかな病変を認めないてんかん)が多いため、部分てんかんと比較して予後は良好とされている。

1)全般てんかんの種類

1−2)特発性てんかん:原発全般てんかん

全般てんかん発作を示すもの。神経学的検査では異常が見られず、脳の損傷も画像診断などでは認められない。「原発性」とは脳に損傷がなく、原因不明であることを意味するものであり、遺伝的要素も一部含まれる。

1−3)症候性てんかん:続発全般てんかん

てんかんの中で、もっとも難治な早期ミオクロニー脳症、サプレッションバーストを伴う早期乳児てんかん性脳症等が代表的。脳に広範囲な損傷が見られ、知能障害を伴う。「続発性」とは慢性の脳の器質性障害から二次的におきていることを意味する。

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