18日〜21日
この天気のせいだと思うんだけど、ずっと体調が安定しなかった。1日仕事して布団の中に入ると途端に心臓の上にボーリングの球(マイボール)がのしかかってるのか?ってぐらい圧迫感があって、あぁもう死ぬのかな…と不安になる。1万円も出して買った磁気ネックレスの効果も怪しい。
京都の事件について、自分も何も思わないわけではなく、想像が追っつかないぐらいの悲しい事件だという認識でいる。いろんな言葉が頭を過ぎるが、そんなものをSNSに染み出さるのもやっぱり違うし…といつもの「無」の態度を通して、その日だけは律儀に続けていたティラミスの連載更新の告知は何となくやめた。
立場がある人(アニメ関係者?)が態度を示すのは当然だと思うが、隅っこでショート漫画描いてるぐらいの自分みたいなもんが、事件に対して創作者の代表みたいなコメントするはやっぱりなんか軽い感じがして嫌だ。アニメもなにも関係ない、何にも悪いことしてない人達が突然殺されたとしか考えられない。あの建物の中で働いていた人たちとその家族の方たちのこと、その心中は全くと言っていいほど想像が追いつかない。「犯人が憎い」という感情も、言葉にした時点でもう嘘っぽいから、奥さんにもそんな話はしなかった。俺は何をしたらいいんだろう、わからない。
久しぶりに母親の夢を見た。検診で病院に行った母がなかなか帰ってこないので実家でソワソワしていると、母の声で「やっぱり途中で死んでしまって帰れなくなってしまった」という電話がかかってきた。頭の半分では現実の世界で母が亡くなっていることを理解しているからか、狼狽えずにしばらく会話をしたように思う。どこにいるの?何が見える?と聞くと、電車?国道?うーん…わからないと返事があった。
目が覚めた直後、忘れてしまっていた母親の声を思い出すこともできたし、物凄い価値のある夢を見た感覚があったが、2時間ぐらいして奥さんに話そうと思った頃には、その価値が自分の中でどんどん薄れていく感覚があって、それがとても寂しかった。
大勢の人が亡くなってまだ日も浅いし、こんなことを(誰かが読むかもしれない)日記に書くのはこれもまた違うのかもしれないが、事件と並行して報道されている芸能事務所の話、誠意のある暴露謝罪会見や、久米宏さんのNHK民営化発言を聞いていると…いや、そのちょっと前ぐらいからかもだけど、なんとなく世の中はこの先良くなっていくような予感がしている。元号が変わったからとかそいういうんじゃなく、「今日はなんだか宝くじが当たるかも」みたいな、イチ動物として肌が感じてる程度のことだけど。
そんな時に自分は何をしたらいいのかやっぱりわからないままだけど、ひとまず頂いてる目の前の仕事は小さい物でも真面目にやろうとは思う。今朝になって少し体調も良くなってきたし、遠慮なくしょうもないことを考えていこうと思う。