11月に入ってしまった
しかももう中旬だ。まだ頭の中に少し夏が残っていて、季節感が完全におかしくなっている。昨日は慌ててウールコートを買いに行った。
最近は仕事を23時までに仕上げて、寝るまでの1時間だけ「デスストランディング」を少しずつ進めている。荷物を担いでフィールドをひたすら移動する作業ゲームなのだけど、これが説明しようのない面白さで、毎晩あの世界に没入する時間が楽しみで生きている気すらしている。
人間(おっさん)って、「できないことができるようになる、意味のわからないものがわかるようになること」によほど飢えているだろうか。
作業自体、やってることに最初それほど新しさも感じてなかったのだけど、謎の世界観が理解できてくると、ネットで繋がる些細な影響を与え合う他のプレイヤーの存在とか、主人公が装備するデザインだとか、その総合的な新しさに気づく。
ゲームしてない時もプレイ中に流れるアイスランドのバンド「Low Roar」のアルバムを聴いてあの世界にしがみついたりするほどハマっているのだけど…ただ文字が小せえ!ずっと渥美清ぐらい目を細めてやってる気がする。
あと、デスストにハマってから、あれほど夢中でやってたドラクエウォークを起動しなくなる日が増えた。ジェムをもらってもそれほどときめかなくなってる自分がいる。
12日は横浜美術大学で講義の仕事があった。160人の生徒さんたちの前で、普段から考えていること(足し算のアイデアの弱さや、実感のあることを描くこと)について話をした。別に漫画家を目指している生徒さんたちじゃないらしいのだけど、あれでよかったのだろうか。作例を見せた時にウケてたのでまぁ良しとした。
帰りに久々にティラミス作画の伊藤さんと担当氏と三人でご飯を食べた。最終回に向かって諸々確認できて気が楽になった。担当氏オススメの和食も美味かった。
15日に更新されたティラミスの最新話、反応が良かったようで嬉しい。
https://kuragebunch.com/episode/10834108156647654538
応援上映を漫画に取り入れる演出が個人的に発明だと思っていて、「ニコニコ静画でやってるでしょ」というツッコミもあったけど、ちょっとそれとも違っていて、紙の漫画であれをやる意味と、それに加えて以前からやりたかった「ツッコミとボケを両方同時に表現するナレーションを入れる」ということが、この応援上映演出でキレイに叶ったことが個人的に新しい発明だった。
そこが伝わったのかどうかわからないけど、ダヴィンチ恐山さんがツイートしてくれたのは嬉しかった。
20日の木曜に健康漫画の取材で長野のゼロ磁場に行く。寒いらしいので、コートと一緒にmont-bellで手頃なダウンジャケットも買った。本当は友人の田中よっしーにレインウェアを勧めてもらったのだけど、店員さんのおすすめに従ってしまった。よっしーに申し訳ないことをした。
人生初のダウンジャケット、黒いダウンを羽織ってみたら冴えないおじさんの感じが強まったので、ちょっと複雑な変グリーンがかったコバルトブルーっぽい色にした。
集合場所の長野・茅野駅の20日の気温は1℃なのだそう。取材と漫画だけは寒い展開にならないよう祈るばかりだ。