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ゲ女(げにょ)の再放送にハマる

最近「ゲゲゲの女房(以下、ゲ女)」の再放送に再ハマりしている。1日2話ずつ放送されるし、「なつぞら」もあるから録画も溜まってHDDを圧迫するだろうと思っていたけど、ドラマの安定の面白さのおかげで予想外に消化できている。
それにしてもこれ、もう10年近く前に放送されていた朝ドラなのか…野際陽子さんも大杉漣さんももうあの世に逝ってしまった。

ゲ女には人生が変わるぐらい、ゴリッゴリに影響を受けている。
そもそも自分が上京する後押しになったのもあのドラマだ。調布・深大寺近くに引っ越したのもその影響、妖怪の漫画でデビューしたのも思いっきりゲゲゲの女房を意識している。うどん派だったのが蕎麦派になったのも深大蕎麦に出会ったから。
遺骨の映画化の話が来た時、妻役が松下奈緒さんになったと聞いた時は、驚きで目玉が片っぽ抜け落ちるような思いだった。

なのでつい、今度は自分との共通点を探しながら、答え合わせをするような感覚でこの再放送を夫婦で見てしまう。漫画家としての規模が全然違うわ!と自分でも思うのだけど…茂と今の自分がかけてる眼鏡が似てたりして、それも嬉しかったりする。

改めて、ここに来て色々と感慨深い。
布美枝の父・源兵衛(大杉漣)が、娘が片腕の茂のもとへ嫁ぐ前夜に言った台詞、「どんな人間でも失敗してつまずく時があるわな、そげな時にしぶとく立ち上がるのはあげな男だぞ。育ちのええ恵まれた男より、様子のええ優男より、40、50年添い遂げるなら、あげな男がええ。」ってのが、まぁ刺さりに刺さって、先日は繰り返しそこだけ見て泣いてしまった。

一番感慨深いのは、当時は実家で母親と見ていたこのドラマを、今は嫁と4歳の娘と3人で観ていること。娘はカラオケでいきものがかりの主題歌を歌いたいのだそうだ。
今朝ちょうどメンバーの激しい女遊びの記事を読んだところだったが、そのことはリビングに持ち込まないようにした。

…っていうか「ゲ女(げにょ)」って略し方してる人なんていないだろうな…俺もそんな略し方してないし…。なんだよ、ゲ女(げにょ)って…。

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