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オシャレじゃなくてごめんね

今日はいろいろあった。
オシャレじゃないこととか、オシャレなこととか。

早朝5時に、新担当氏からやけに鼻息の荒いメールが届いていて、年末に発売される新刊の書評?か帯文を、あの方が受けてくれるという知らせだった。興奮して一気に目が覚めた。

今朝の知らせによる勢いに任せて、iPadの新しいのを起き抜けにネットで注文した。ApplePenの刻印をどうするかで小一時間悩んで、注文→キャンセルを2度ほど繰り返してたら、発送日が3日も遅れてしまった。ドラクエとかも、いつも3時間ほど進めたぐらいで主人公の名前を直したくなってリセットしてしまう。
あの時間、何なんだろう。どこへいって、どこで溜まっているんだろう。

娘は「アナと雪の女王」のエルサ王女の仮装をして保育園に行った。昨日慌ててトイザらスに買いにいったのだった。最後の保育園ハロウイン、楽しんでくれてるといいなと思いながら、ApplePenの刻印のことをまだ考えていた。

午後から、以前新聞の1ページ漫画でご一緒させていただいた朝日新聞の野上さんが入院する病院まで打ち合わせのためお邪魔した。
野上さんは、俺の全然オシャレじゃない漫画でも仕事の依頼をしてくださる。俺は自分の作品、特に絵・イラストがオシャレじゃないのがコンプレックスで、それは人付き合いにも大きく影響している気がする。簡単に言えば、絵がオシャレじゃないから、それなりに良いものが描けた!と思っていても、いつまで経ってもナメられる。女性にも男性にもモテない感じがするのだ。
なのでもうずっとここ最近は、値踏みされてるような感覚を抱えながら人と付き合っている気がする。

そんなオシャレじゃない人間付き合いしかできない男の、オシャレじゃない漫画に依頼をくれる野上さんは、僕が提案した漫画の企画を聞いて、熱があるというのに目がワクワクしていた。
気持ちが伝わってくるような感覚を味わったので、後で野上さんにメールで確認したところ、実際にワクワクしていたとのことだった。
これは、スケジュールをある程度無理してでもやるべき仕事だ。急に闘志が湧いてきた。野上さんと、野上さんの人柄が伝わるような漫画を描きたい。

帰りに無印良品に寄って大判の2019年手帳を夫婦で買った。燃えるような真っ赤なカバー。
そして、娘をお迎えして帰宅し、ApplePenの刻印をやっぱり直したくなった俺は、3度目のキャンセルをかけた。

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