遊び人のココロ
バレンタインに向けて今週は恋愛系の記事を投稿しようと思っていて、昨日の流れで浮気について考えてみました。
いわゆる遊び人。昔っぽく言うとプレイボーイ・プレイガールと呼ばれる人。こういうタイプの人に惹かれてしまうと厄介ですよね。私も一度や二度経験があります!ただですね、心理について学び、人の心の仕組みを知っていくと、こんなタイプの人のことも少しは理解することができるかもしれません。
相手からの愛情で満たされた状態を100%だとします(愛情を数値で測れるものと思っているわけではないのですが、ここではわかりやすくするために便宜上数値で示しておきます)。たいていの人は、一人のパートナーからもらった愛情でメーターが100になります。ただ、中には「本当はパートナーからの愛情で100にしたいけれど、そんなにもらえるはずがない」と信じている人がいるのです。
その根底にあるのは「自分には愛してもらえる価値がない」という無価値感です。最近流行りの「自己肯定感の低さ」とも言えます。50くらいならもらえるかもしれないけれど、でも、どうにか100にしたい。無価値感があるから、余計に欲しくてたまらない。なんだったら120にしたい。となると、どうするか。答えは簡単、足りない分を他の人からもらおうとするのです。Aちゃんからは50、Bちゃんからは30、Cちゃんからは20というように、分散して100にします。ざっくり言うと、これが浮気や二股、三股の仕組みです。キープや保険をかけておく状態です。
ちなみに、常に100%全力で愛し愛されなければならない!というわけでもなくて...パートナーが仕事や学業あるいは他の用事で忙しくて今はあまりかまってもらえないな、ということもありますよね。そんなときに、例えば60だなと感じたとしても、一人のパートナーと長く続けていけるタイプの人は、"残りの40がどこかへ消え去ってしまったわけではない"ということを理解できるので、パートナーを信頼して待つことができます。
このタイプの人は相手に深入りして傷つくことを恐れているので(傷つくことを前提としているので)、50くらいの、30くらいのいわゆる軽いつき合い方を選んでしまい、結果複数の人から求めるという悪循環にも陥りやすくなります。
表面では飄々とふるまっていても、深層心理ではどうしたら愛してもらえるのかと常に真剣に考えているので、見た目だったりトーク力だったり、自分を素敵に見せることに長けています。このタイプの人がどうにも人を惹きつけてしまうのはそのためです。
遊び人に恋している方!実はその人、あなたが思っているよりずっと脆い人かもしれません。心の中では自信がなく、傷つくのを極端に恐れていて、本当に愛してもらえるのかと怯えているのかもしれません。そこを埋められるような深い愛情を注ぎ続ければ、その恋はうまくいくかも?でも、それが難しいから、恋愛って面白くも大変なんですけどね。
人の恋愛の傾向は異性の親との関係性が深く関わっているとされているので、この手のカウンセリングを進めていくと、すべてとは言い切れませんが、たいていはそこにぶつかります。
親子関係って、子供の頃だけじゃなく、大人になってからも年齢関係なく影響大なのですよね。
では長くなりましたので、このへんで。