はじめての独楽吟
たのしみは 雲の切れ間に見えし月 そのまぶしさに 目を細めたるとき
新しいひまつぶしにしたいと思った独楽吟。
さっそく頭をひねって詠んでみる。う~ん、頭の体操にいいね。
数年前から、楽しいとか幸せとか、そういう感情を実感できなくなって、
書くこともついつい暗い方にいきがち。
だけど、独楽吟は「たのしみは~」ではじまり「~とき」でしめるという
縛りがあるので、楽しみを探すことからはじめないといけない。
その作業は、悪くないな~と思う。
毎晩、その日に出た家中のゴミをまとめて、外のゴミ箱に捨てるときに、
空を見上げて月を探す。
雲のうしろに隠れてしまって、全然見えない時もあるけど、しばらく
待ってみるとほんの一瞬だけ月が姿をあらわす時がある。
一日の終わりに、ちょっとだけうれしい気持ちになる。