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セーラの叔父さま 3話

前進あるのみ!

「小公女」はかなりたくさんの人が訳しているので名前の表記が多少違っていたりするのよね。
セーラだってセアラ・サラ・サアラとかアーミンガードはアーメンガード・アアミンガアドとか・・・。
私がいる世界の登場人物の表記はどれなのかよくわからないので時々違う表記になってたりするけどま、そこは多めに見て欲しい。

セーラの父親であるクルー大尉は最初から富豪だったという設定のようだけど、<大尉>っていうからには軍人だったと思うの。
でもね、軍人の階級的には大尉ってそれほど上には思えないんだよね。
例えば「エロイカより愛をこめて」のクラウス少佐は大尉よりも上の階級。
「攻殻機動隊」草薙素子・「パタリロ」バンコラン・「鋼の錬金術師」アームストロング・「銀河英雄伝説」ミッターマイヤー・・・などなど漫画の中には数え切れないほどの少佐が存在するけど大尉はイマイチ少ないような気がする。(きちんと調べたわけではないので私の頭に浮かぶものだけです。)

あら、また脱線してしまった。
いくら見た目が10歳の女の子だったとしても中身は中年のおばさんだから仕方ない。
おばさんて、あれこれ色々と考えるものなのです。

・・・で、セーラの母親に弟はいたかどうか・・・
ジャ~~~ン!
存在しました!!
ま、そうでなければお話は進まない。
お父様は一度も会ったことがない義弟の存在をついうっかり忘れていたらしい。
でもちゃんとお父様から義弟に手紙を書いてセーラが会いたがってることを伝えたところ快く快諾してくれたそうなのです。
フランスの住所もちゃんと判明したので後は行くだけ。
さすが架空のお話!都合良く展開してくれますね~!
これで11歳の誕生パーティーが行われる前にこのミンチン女子学院から逃げ出していれば酷い扱いを受けなくてすむ筈・・・。
ただし叔父さまがセーラを手元に置こうとしてくれるか否か、それは今のところわからない。
小説の世界がどういう風に変化していくのかは未知数ですものね。
良い展開が待っているとは限らない。
どちらにせよ自分の生きていく道は自分で開拓していかなくちゃなりません。

10歳の子供が一人でフランスに行けるわけがない。
だけど専属メイドのフランス人のマリエットに同行してもらえればそこはクリア出来るはず。
それにマリエットも誕生パーティーの翌日解雇される運命だから一緒にフランスに行く方が彼女のためにも良いのではないかと思うのよね。
長期休暇にフランスの叔父の元に行くって事はミンチン先生も反対は出来ないはず。

今の状態はまだセーラは大金持ちの生徒っていう立場だもんね。
もうここには戻らないつもりで大事な物は荷物としてまとめて叔父さまの家に送りつければいいかな?
ただ叔父さまが優しい人なら良いけどミンチン先生タイプだったらどうしようという不安はあるのよね。
ああ、ここでウジウジ悩んでいてもどうにもならない。
前進あるのみです!

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