わが社が第一志望ですか?と聞かれたら
3次面接や最終面接になってくると
「わが社は第一志望ですか?」
「内定が出たら、就活はやめますか?」
などど、少し強めに聞かれることがあります。
このとき、
「第一志望です」「やめます」と答える学生がほとんどだと思います。
「本命が他にある場合、どう対応したらいいですか?」と
聞かれることがありますが
多くの学生と接していると、ここでの対応は本当に様々です。
一番スタンダートであり、多数なのは、
割り切って、「第一志望です」と答えて、内定を得るケースです。
自分のスタンスがはっきりしているので
すぱっと言うことができ、説得力があります。
実際、第一志望でない学生は落とされる場合も多いので、
アドバイザーによっては
「第一志望と答えるのが常識です」という人も多いと思います。
他にも
「第一志望群です」と答え、
他への含みも持たせる答え方も多いです。
言い切ってしまうと、
本命企業を受けられないのでは?
辞退するときに断りづらい・・と不安に思って
志望群・・と言って含みを持たせます。
企業によっては、
この「第一志望群です」という学生は
うちが本命ではないと判断しているというところもあります。
一方で、
自分に嘘はつきたくない、正直に行きたい・・という人もいて
「本命は○○です。でも社風や働く方々の人間性に惹かれているので、御社に入社したい気持ちもあります」と本当のことを伝える人もいます。
辞退者の多い業界などは、
初めから本命で来てくれる人は少ないため、
こうして素直に話してくれた学生に誠実さを感じ、
「そちらの結果がでるまで待ちます」
「4月いっぱいまででしたら、保留にします」と言ってくれる
企業もあります。
この場合は、自分を偽ることなく進められるので、
気持ちの面では負担が一番少ないです。
ただ実際、「他社が本命であれば、違う学生を採用しよう」という
企業も多いので、ここは判断が分かれるところです。
業界や企業の特性をきちんと調べて臨みましょう。
さらに踏み込まれ、
「内定を得たら就活をやめますか?」と聞かれたとき
「はい、やめます」と答え、内定承諾書の提出と進んでいくことが
多いのですが、
他も見てみたい場合や他に本命を受けたい場合、
「御社への志望度はとても高いのですが、今、選考が進んでいる企業は、ご縁があった企業だと思います。そうしたご縁は大事にしていきたいので、選考中の企業は勧めさせていただければ・・と思っております。選考中の企業が終わったら終了したいと思います」
となど答え、大体の目途を伝えて待ってもらう学生もいます。
「第一志望ですっていうのが常識ですよね」
と淡々としている学生もいれば、
志望度の低い学生は落とされることも多いと伝えても、
「嘘を言うのはちょっと・・採用者側もわかるのではないでしょうか?」と正直に話そうとする学生もいて、
ここでの対応は本当に様々で、
性格がよく出るところだな・・と感じます。
業界によっては待ってくれるところもありますし、
「正直に話してくれてありがとう・・それでもあなたにきてほしい」
といわれて、学生側が企業の優しさに感動して
入社の思いが強くなったという例もあります。
いろいろな対応、選考結果があるので、
本当にケースバイケースだと思います。
ですので、その企業に就職した先輩の話や
企業研究を参考にして
自分なりのスタンスを決めておくと良いと思います。