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新聞から会社を知る

2022年卒の就活もだんだん本腰が入ってきました。
3月1日の解禁が近づき、企業の選考が増えてきているせいか
ひっきりなしに添削や面接練習希望の学生がやってきます。

そんな中で、
まだ志望業界や企業が決まっていないという人も少なくありません。

とっかかりがないので決められない
どういう業界、企業があるのかわからないので決められない
と足踏み状態の人が多いのですが

だんだん、悠長なことも言ってられない時期になってきました。

志望業界が決まっている、いないに関わらず
時期が来ると、一斉に選考が始まります。

なんとなくで申し込んでしまうと
気持が固まらないまま受けていくため、
志望動機などが弱くなってしまい、
なかなか選考が進まない傾向があります。

まだ決まっていない人は、
消去法などでもいいので、いくつか業界を固められると
良いと思います。

どこがいいか悩んでいる人は
試しに新聞を読んでみると面白いです。

最近は、コロナの影響で、収益の好調、不調が
はっきりしています。

経済面をみると、顕著に「赤字」「黒字」「大幅黒字」などの
言葉が並んでいることに気づくと思います。

好調な業界と不調な業界が見事に分かれた現状が
新聞からはっきり感じ取れます。

そして、
好調な企業がどうして好調なのか?考えてみると
面白いと思います。

小会社を売ったために黒字なのか?
海外の売り上げが伸びて収益が持ち直したのか?
リストラに伴う経費による赤字なのか?

そうしたことを考えていくと、
一次的に好調なだけ、
売り上げダウンによる不調、
といった背景も分かり、

本当の意味での好調、不調が
なんとなくわかってくるのではないでしょうか?

だいたい、グローバル展開している企業は
日本での売り上げが致命的でも、
海外のどこかで好調な拠点があり、それが収益をアップさせ
持ち直している傾向があると感じます。

自動車業界は半導体が確保できなかったために
製造台数が減少してしまいましたが、
こうしたことからも半導体の重要性がわかります。

また
グローバル、グローバルと謳いながらも
実際ビジネスとして収益を上げて成立させている企業と
そうでない企業が見えてきたりもします。

一見不調な業界に思えたところが
修正黒字になっていたりして、その背景を読んでいくと
「なるほど~」と思うことが多くて面白いです。

「赤字」「黒字」は、見出しで書かれていることが多いため、
ハードルが高そうでしたら、
パッと目に入る見出しだけを追っていっても良いと思います。

新聞は、ほんの一例ですが、
そうして何かとっかかりを作って、一つのことを調べていくと
どんどん広がっていくような気がします。

考えているだけでは、なかなか具体的な業界や企業は見えてきません。

ぜひ外からの情報を入れながら
動きながら方向性を固めていってください。

3月以降は選考に追われる日々ですので、
あまりじっくり考えたり、調べたりできなくなります。

今が最後の猶予期間なので、ぜひ有効に過ごしてみてください。

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