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【税理士試験勉強 第11回】専門学校とアルバイト そして精神の崩壊

11月中頃、日商簿記2級の試験が終わり、残されたのは税理士試験科目である簿記論と財務諸表論の2つになりました。年明けからは消費税法の授業が待ち受けています。


1.逃げたい。もう辞めたい。

日商簿記2級でさえ、理解できないまま終わったのに、待ち受けているのは、さらなる強敵の簿記論と財務諸表論です。 

日商簿記2級の勉強しているときは、2級を勉強するという逃げ道がありましたが、この勉強が終わった今、逃げ道は完全に閉ざされたわけです。

財務諸表論は理論もあり、何とか出来ていたと思います。授業中に覚えろ、と言われたものは、コツコツ覚えていきました。計算もそれほど難しいとは感じなかったです。

 

その一方で、簿記論は、かなりきつかったです。

 
当時、塾講師のアルバイトもしており、ガッツリ授業を受け持っていました。

昼間は勉強して、夕方から塾へ向かう。この生活の繰り返しでした。

大学は中退してしまったため、ゼミの友人とは会うことがなくなり、とても心細かったです。

毎日のワイワイした雰囲気のゼミから、たった一人で誰とも話すこともなく、勉強を続ける。突然の環境の変化についていけず、そこは地獄でした。

 

2.崩壊した精神

精神的におかしくなり始めたのは、この頃だと思います。
専門学校のTACから帰るとき。車に乗ると自然に涙が出てきました。

 

自分でもびっくりしました。車中で一人になり、好きなMr.Childrenの曲を聴きながら、涙が流れていました。

 

一人暮らしのワンルームアパートに帰ると、大人一人が丸まれるくらい大きい枕に倒れ、ダンゴムシのように丸まり、しばらく動けなくなりました。気持ちが悪く涙が止まらない。

 

もう嫌だ。逃げたい。

という自分と

自分で決めたことだ。頑張ろう。

という自分が毎日戦っていました。

朝は起きるのが怖かったです。

また、辛い一日が始まる。
新しい一日が始まって欲しくない。
早く辞めたい。
逃げたい。
辛い。
辛い。
辛い。
前に戻りたい。
でも、逃げられない。

でも、地獄は、まだまだ続きます。人生は甘くありません。

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