Miyabi

ベーカリーでパン焼いてる26歳。お菓子とハリポタ好き。 過去と今の想いごと。

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最近の記事

3桁の薬を飲んだ、それから学んだこと。

2023年8月10日、お盆前の夜。 私は3桁に及ぶ薬を飲んだ。 そうさせたのは私がおかしかったのか、周囲がそうだったのか、はたまた環境がそうさせたのか、今ではわからない。 きっかけは 「九州に住む母方の祖父母に会いたい」 ただそれだけだった。 九州に住む祖父母にはもう10年以上会っていなかった。 でも今年の夏はとても、とても会いたかった。 お盆休みなら会えると思ってチケットを取った。 今会わないと次会う時は祖父母のどちらかのお葬式じゃないかと思ったから。 でもその件を巡

    • 統合失調症9年生、製菓学校を卒業する。

      前回のnoteから1年ほど時間が経っただろうか、私は25歳になり、持病の統合失調症は発症してから9年目を迎えようとしている。 製菓学校、厳密に言えば通信課程だけれども、そこに通った1年間は結論から言えばとても、とても充実して楽しいものだった。 そして多分私は優秀な方だったと思う。 1度だけ体調を崩して早退してしまった日以外の登校日は皆勤賞、製菓のレポートのミスはあっても再提出はゼロ、自宅でする製菓実技のレポートの全4回も全て89〜100点という高得点を獲得(60点合格)、

      • 拝啓、私の青春の1ページ。

        拝啓、先生へ。 最近暑いと感じる日が増えましたね。 私が大学受験すること自体を諦めてもう5年目。 こんな日は近くのローソンで先生が買ってくれたバニラ味のハーゲンダッツの味を思い出します 先生と出会ったのは小学5年生の頃。 「周囲が塾に通っているのに我が家は何もしないなんて。」と母は塾探しをした。 そうしていると今でも仲の良い友人の母親が 「◯◯のビルのある算数の塾が結構わかりやすくていい感じなのよ。」 と言っていて、取り敢えず形だけでも通おうと母は思ったらしくそこに通うこ

        • 統合失調症8年生、パティシエの卵になる

          部屋に飾ってあるルルドのマリア像やエル・グレコ作の「受胎告知」のミニレプリカを眺めながら 「死ぬって何なんだろう。」 と哲学じみたことを考えてた。 私はキリスト教主義の学校に14年間通い毎日呪文のように「天におられる私たちの父よ…」と祈ったけれど神様のことは正直あまりよく分かっていないし、あまり信仰もしていない。 でもたまに自分でも笑ってしまうけれど今現在リハビリで就労の為に通っているベーカリーへの仕事に遅れそうになった時に 「神様!所長さんが怒ってませんように!」 と祈り