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最高の読書環境で本を読む
先日、noteでフォローさせてもらっている
まゆりたさんの記事に感銘を受けまして、
最近また本の購入が加速しています(笑)
まゆりたさんの作品は、読んでいて
自分の何でもない日常を、さりげなく肯定してくれている気がして、
強制されるのが苦手な私にとっては、本当に心地の良い距離感で、
心にそっと寄り添ってくれて、
毎回楽しみに読ませてもらっています。
私も、日常の中のひとつひとつを丁寧に大切にしていきたいと
常々思っています。(いつもそういう状態でいたい!)
その中でご紹介されていた、
「日日是好日」
私は先に映画を見てしまったのですが、
多分、映画の中でこの世界観に満足してしまったのか、
原作を読んでいませんでした。
でも、今の自分の心境とリンクしていたこともあり、
どうしてもすぐに読みたくなり、その場で取り寄せました。
家でも家事をしながら読み進めていたのですが、
この本は、「自分が好きな空間で、時間をたっぷり使ってゆっくり読みたい、」
そんな気持ちでいたので、
この読書にピッタリの場所で、それを実現してきました。
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日差しが降り注ぐ気持ちの良い空間で幸せを噛み締めながら、
いただいたサンドイッチプレートがすごく美味しくて、
「日日是好日」を読みながら、
何て素晴らしい日なんだろう!と、この贅沢な時間を堪能しました。
一気に読んでしまうのがもったいないと思ってしまい、
少しずつ味わいながら読んでいきたいと、
そう思わせてくれる本です。
「わけなんか、どうでもいいから、とにかくこうするの。あなたたちは反発を感じるかもしれないけど、お茶って、そういうものなの」
常に正解を求められる世界でずっと生きてきたわけですが、
この経験、体験、感覚でしか得られないお茶の世界に
日本文化の誇りを感じた瞬間でもありました。
少し違うかもしれませんが、
今ならわかる同じような経験が私にもあります。
まだ私が20代の若造だった頃、
その頃から日本文化に興味があって着付けを習い始めたのですが、
結局最後まで続けることになり、師範科を卒業しました。
でも、まだ世間を何もわかっておらず、
着物を続けるには到底お金がかかりすぎる(と思い込んでいた)ので、
続けることなんて叶わず、
着物なんて、お金持ちしか続けられない道楽だーなんて反発していたのですが、
よく考えてみたら、庶民の間の普段着は着物だったわけで、
別に特別に思う必要なんてないし、
もっと気軽に楽しめば良かったんだと思い至りました。
師範科を卒業してからは全く着物に触れない期間が20年以上続いたのですが、
再開するきっかけになったのが
娘の卒業式で袴を着せなければならないと追い込まれたからでした。
全然覚えていないと焦りましたが、
少し確認すると、やっぱり手が覚えていたことに自分でも驚きました。
説明できないけど、手は覚えているんだと。
そういう言葉で説明できないことが、日本にはたくさん溢れているのが、
日本人で良かったと心から思える瞬間です。
これからも少しずつ、読み進めていきたいです^^
まゆりたさん♪ステキな記事をありがとうございました!