【中間報告書・新しい働き方実験】首都圏に住んでいても、子どもがいても、離れた地域のプロジェクトに関わることは可能か?
6月から、ランサーズ社が運営する全国フリーランス共創コミュニティ「新しい働き方LAB」の第4期研究員として参加しています。
この記事は、ランサーズ新しい働き方LAB「研究員制度」に参加する過程で、私個人が行っている「働き方実験」の中間報告書です。
私は、静岡県掛川市にある共創型コミュニティレジデンス「ポートカケガワ」の指定企画「【まちづくり実験室】まちの拠点から、ヒトが喜ぶコト・モノは開発できるのか? ~まちの図書室、まちのお土産、まちのアートを作ろう~」の、「まちの図書室(本づくり部門)」に参加しています。
この指定企画全体の計画書はこちら
私の計画書はこちら
◆ここまでの部門の活動の概要
・「ポートカケガワ」に開設する学生向けライブラリー「ペイフォワードライブラリー」の本棚の仕様、材料調達について決定、発注。
・「ペイフォワードライブラリー」に並べる本の第一弾分(約500冊)のうち、クラウドファンディング等での選書を除く分を、部門メンバーが選書。メンバー一人当たり20冊。
・ZINEのページ数、台割をほぼ決定。(今後、各ページの担当を決めて進める)
・指定企画全体での2回のミートアップ(7月、8月)への参加。
◆ここまでの個人の活動の概要
・オンラインでの「新しい働き方LAB」全体ミーティング、指定企画ミーティング、部門ミーティングに参加、アーカイブ視聴。Slack参加。
・第2回ミートアップの1日目(8月24日)に息子と参加。
・「ペイフォワードライブラリー」に並べる本を20冊選書。
◆ここまでの個人のアウトプット
・「ペイフォワードライブラリー」に並べる本を20冊選書
私の選書テーマは次の4つでした。
・人生に効く絵本
・悩んだときに寄り添ってくれる本
・「書く」の参考になる本
・人生観を揺らす小説
読書が好きで好きでたくさん読んでいる、というタイプではない私。苦戦するかなと思いましたが、他のメンバーの皆様からシェアしていただいたポイントが大変参考になったこともあり、楽しく悩みながら終えることができました。
ポイントとは、例えば「自分の職業に関係する本」とか「子どものころに好きだった本」とか。
当初、息子用に買って私が気に入った、ヨシタケシンスケさんの絵本「あつかったら ぬげばいい」をリストに入れていたのですが、クラウドファンディングで他の方が選書されていたので、私はリストから外すことに。他にもヨシタケさんの絵本を選書しているメンバーの方がいて、ヨシタケさんの人気を改めて感じることになりました。興味が募って、展覧会にも行ってしまいました。
・自分の感じた掛川の魅力をまとめた個人note記事
ミートアップの参加にあたり、掛川を訪れて感じた、掛川周辺の魅力を個人noteにまとめました。
◆検証したいことに対するこれまでの振り返り
・正直なところ、やはり当初の懸念どおり、夜のミーティングはなかなかしっかり参加できていない状況です。
夜のミーティングは20時開始のものが多いです。
普段は大体、入浴準備→入浴の時間。
息子は風呂に入るのを嫌がり、なかなか入ろうとしないため、「長い針が◯◯になったら入るよ!」と声をかける毎日。
20時までに風呂まで済ませてしまっていれば、もう少ししっかりミーティングに参加できるはずですが、ここまで、なかなか実現できず。
全体ミーティングや、指定企画のミーティングは、入浴までの間に、可能な時は耳だけ参加するのがやっと。
部門別のミーティングはできるだけ参加したく、耳だけ参加したり、画面オフではありますがお話ししたり。
それでも、息子を風呂に入れるため途中で抜けさせていただいたり、息子ともめてぐずぐずになって参加できないときもあったり。
なかなか積極的に参加できず、もどかしかったり、他のメンバーの皆様にお世話になりっぱなしで申し訳なかったりします。
一方で、ミーティングの後に風呂に入れると、どうしても息子の寝る時間が遅くなってしまいます。睡眠という子どもの健康に関わることを、親の都合で乱すのは申し訳ないという気持ちもありました。(まあ、ミーティングに参加していなくてもそれくらい遅くなることもあるのですが)
後述のミートアップの時にそんな話をすると、他の指定企画の参加者で、似た状況の方もいらっしゃいました。「夫に預けたり、アーカイブを確認したりかな」と。試行錯誤しているのは自分だけじゃないんだ、と気付きました。
今後も、よりよいやり方を目指していろいろ試してみたいと思います。
そして、アーカイブの確認やSlackでの返信など、できることをきちんとやっていくことを心がけたいです。
・第2回ミートアップの1日目に参加しました。
子連れだったので、皆さんと一緒に車で動いたりするのは難しく、途中からの参加になりました。
高久書店さんにペイフォワードライブラリーの本を注文しに行ったり、掛川市中央図書館を視察したり、選書会議に参加したり、交流会に少しだけ参加したり。
皆様、温かく迎え入れて下さってとてもありがたかったです。
私が写真を撮ったり、選書会議に参加したりしている間、図書室チーム以外の参加者の皆様が、息子の相手をしてくださったり。高久書店さんや図書館への道中、交流会などでも皆様温かくフォローしてくださいました。
ポートカケガワ代表・新しい働き方LAB4期研究員の総合プロジェクトマネージャーの長濱裕作さんはじめ、参加者の方々に、子育て中の方々、子育て先輩の方々が多かったおかげもあると思います。
何か仕組みがあるわけではなく、皆様の温かさに支えられてのことなので、私が簡単に声高に「子どもがいても離れた地域のプロジェクトに参画できます!」と言えるわけではありませんが……。
一つ言えることは、自分もこの先、子連れでプロジェクトに参画する人に出会ったら、精一杯優しく温かくできればと思います。まさにペイフォワードの精神で。
その積み重ねで、日本中、子育て中でももっと働きやすい世の中になっていったなら。
また、息子と一緒だったからこそ見えた掛川の魅力もあったと思います。
それを少しずつ形にして、Instagramなどで引き続き発信していければと思います。
◆今後のスケジュール・進め方
今後はZINEの制作が本格化していきます。11月の入稿に向けて、少しでも貢献できればと思います。できれば取材に参加できるといいなと思います。