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Robotのコマサイズは本当に24×24mmなのか

Robotはドイツのオットー・ベルニング社によって製造された、35mmフィルムを使用するコンパクトなカメラです。ゼンマイ巻き上げ、24×24mmの正方形フォーマット、スクリューマウントによるレンズ交換など、ユニークな特徴を備えています。(後年のモデルには一般的な24×36mmフォーマットの物もあります。)

私の所有するRobotは戦後モデルのRobot IIaです。1951年発売、レンズはシュナイダーのXenar 37.5mm f2.8 がついています。

Robotのロゴがかわいいですね

このRobot IIaで撮影したネガを見ると、当然ではありますが正方形のコマがずらりと並んでいておもしろいです。ただ、コマ間は非常に狭いです。

よく見ると、1コマあたりパーフォレーションが5個あることがわかります。Wikipediaによると、135フィルムはパーフォレーション8個で38mmあり、通常は1コマ36mm幅でコマ間が2mmになるそうです。
ではパーフォレーション5個だと、38×5/8=23.75、あれ?24mmありませんね。コマ間がありますので、1コマの幅はさらにせまくなります。

Robot IIaのアパーチャー。奥にはビハインドレンズシャッターが見えている。

試しに裏蓋を開けてアパーチャーをノギスで計ってみたところ、およそ22.5mm角でした。広角レンズではアパーチャーサイズよりネガ上のコマのサイズが大きくなりますが、実際にネガ上で計ったところ23mmぐらいでした。

中判の6×6でも実際はぴったり60mmではなく少し小さかったりします。なのであまり細かいことにこだわっても意味ないかもしれません。しかし、135フィルムの規格からしてパーフォレーション5個では確実に24mmは無いのです。

Robotのフォーマットは23×23mmです。

まあ、どうでもいいことですが。


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