ミヤモト

フィルムカメラ、クラシックカメラで写真を撮っています。

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最近の記事

PENTAX auto110 その後

以前フィルム送りに不具合のあった、PENTAX auto110で再度撮影してみました。 結果から言うと、概ねうまく撮れていました。数コマ、前回と同様にずれているコマや写っていないコマもありましたが、大部分はきれいに撮れていました。 現像・プリントはフォトカノンさん。 ネガからスキャンされた画像をパソコンやタブレットの画面で見ると110フィルムらしい粒子の粗さが見られますが、Lサイズのプリントではそれほど気になりません。写りもシャープで十分きれいです。 3枚目の写真のよう

    • 古いiMacにUbuntuをインストールしてみた

      iMac(late2009)にUbuntu23.10をインストールしてみました。メモとして気づいたことなどを記録しておきます。 環境 iMac (late 2009) 27インチ、メモリ4GB、内部HD 1TB 外部HD 1TB、FireWire接続 内部HDにはMacOS High Sierra 10.13.6がインストール済みの状態で、外部HDにUbuntu23.10をインストール、デュアルブート環境にしてみました。 インストールに際して 最初はbluetoot

      • Canon IVSb改を自分で修理してみた

        ※素人修理はお勧めしません。自己責任でお願いします。 ※素人修理品の転売には反対です。 私のキヤノンIVSb改は毎年冬になると調子が悪くなります。具体的には、1/30秒で後幕が走らなくなります。シャッターボタンから指を離すと後幕が走ります。 2年前、ある修理屋さんに出しましたが症状が再現しないと言われ、全体的な整備で返ってきました。ところが1年経った去年の冬、同じ症状が出て再修理になりました。その時は症状も確認され、直って返ってきました。 ところがです。さらに1年たった今年

        • 私のお気に入りのカメラ、その4 Minolta CLE

          1981年発売の小型軽量なレンジファインダーカメラです。ライツと共同開発されたライツミノルタCLの後継機と言えます。レンズマウントはMマウントで、ライカをはじめとする様々なMマウント、Lマウントレンズを使用できます。 ミノルタ純正のレンズとして28mm f2.8、40mm f2、90mm f4の3本が用意されていました。ファインダーのフレームも取り付けるレンズに応じて28mm、40mm、90mmの3種が出てきます。 布幕横走の電子シャッターを採用し、絞り優先オートを使えるの

          GF670、壊れたかと思った

          先日、富士フイルムのGF670を久しぶり使おうと思って電池(CR2)を入れました。で、シャッターボタンを半押ししてみたら、なんとファインダー内のシャッタースピード表示のLEDが全て点灯したんですよ。GF670はフィルムが入ってない時は裏蓋を開けるとシャッターを切ることができますが、切れない、、、 壊れたのか? 取扱説明書によると、通常は設定したシャッタースピードまたはオートで制御されるシャッタースピードが点灯し、電池が消耗してくると早い点滅になると書かれています。しかし全

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          私のお気に入りのカメラ、その3 タチハラFieldstand 45-II

          4x5インチの大判カメラです。木製の、フィールドカメラと呼ばれるタイプです。職人さんによる手作りのカメラです。 タチハラ写真機製作所このカメラを作った「タチハラ写真機製作所」は1933年に立原正雄氏が創業、二代目の立原道夫氏が東京都北区で経営していました。2013年に、職人さんがいなくなり立原氏自身も高齢になったことから、残念ながら廃業したそうです。それまで80年に渡り、木製大判カメラを作り続けてきました。国内はもとより海外でも高く評価され、数多く輸出もされています。 W

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          私のお気に入りのカメラ、その2 Kodak Retina IIa

          フォールディングと呼ばれる、蛇腹折りたたみ式のカメラです。とてもコンパクトなのが良いです。 まずは簡単にスペックから。 レンズはシュナイダー製のRetina-Xenon 50mm F2、またはローデンシュトック製のヘリゴン50mm F2が使われています。私のにはクセノンが付いています。 シャッターはシンクロコンパーで1秒から1/500まで、レンジファインダー、レバー巻き上げ式です。 レチナはコダックがドイツのナーゲル社を買収して設立した、ドイツコダック社によって発売された

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          私のお気に入りのカメラ、その1 ZenzaBRONICA S2

           6x6判の一眼レフカメラです。大きくて重く、持ち歩くのには向かないため使う頻度は少ないですが、ここぞという時に持ち出します。  よくハッセルブラッドと比較されます。大きなシャッター音とミラーショック、ぐるぐると何回も回さないといけない巻き上げ(しかも最後に抵抗感と共にガチャっとなる)は、ハッセルと比べると決して上品ではありません。  しかし安っぽい訳でもありません。ハッセルがレンズシャッターでミラーはチャージしないと下がらないのに対し、ブロニカS2はフォーカルプレーンシャ

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          Robotのコマサイズは本当に24×24mmなのか

          Robotはドイツのオットー・ベルニング社によって製造された、35mmフィルムを使用するコンパクトなカメラです。ゼンマイ巻き上げ、24×24mmの正方形フォーマット、スクリューマウントによるレンズ交換など、ユニークな特徴を備えています。(後年のモデルには一般的な24×36mmフォーマットの物もあります。) 私の所有するRobotは戦後モデルのRobot IIaです。1951年発売、レンズはシュナイダーのXenar 37.5mm f2.8 がついています。 このRobot

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          PENTAX auto110 のフィルム給送について

          PENTAX auto110をオークションで安く手に入れました。うまく撮れればいいし、撮れなくても飾りにでもすればいいぐらいの気持ちで。 auto110はその名の通り110フィルムを使う小さなカメラですが、ピント合わせもレンズ交換もできる一眼レフです。シャッターは絞り兼用のビハインドレンズシャッターでプログラム制御式です。フィルムの巻き上げとシャッターのチャージはレバーを2回巻き上げるダブルストロークになっています。 届いたauto110は電池室にやや液漏れの跡が見られた

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