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文字数が足りない

俳句、というものにはじめて挑戦してみました。
というのも、こちらの企画に参加させていただくため。


初心者丸出しの言葉遊びも情緒も何もない句なのですが、作って楽しかったからわたし的には勝利です。

でも全部で17文字。
気がついたらだらだらと書いちゃう私には文字数が足りない・・・。


蝉時雨 イヤホン外して 夏を知る

毎日、通勤で音楽を聴きながらそこを通るのだけど、つい先日からたまたまイヤホンを外して歩くと、びっくりするほど大音量の蝉の大合唱が聞こえてきました。
蝉の声を聴くと夏なんだなと思うし、暑さが増したような気がする今日この頃です。

息止めて 線香花火の 夏の庭

「線香花火、先に落ちた方が負けな!」
っていうすごくどうでもいい競争を、息まで止めて真剣に、弟や友人と、家の庭でしたなあと思い出して懐かしくなりました。


心太 甘いおやつと 思ってた

子どもの頃の家族旅行先は必ず温泉宿でした。
その近くの甘味処なんかのメニューで見かける心太を、私は甘い食べ物だと思って、ひっそり憧れていたのです。
子どもの頃には頼んでもらえなかったけど、大人になって初めて、意気揚々と注文して出てきた心太が酢醤油で食べるものと知った時の衝撃と言ったら。
忘れられない思い出の一つです。


水通し 夏めく空に はためかせ

赤ちゃんのお洋服を洗っておくことを水通しといいますが、その小さな服が、夏の青い空の下、日光を浴びて風に吹かれる様子はとっても晴れやかだな〜と思って。


夏空に 我が嬰児の もみじ伸ぶ
これもそのまま過ぎてひねりも面白みもなーんにもないけれど。
たまたま見かけた、ベビーカーに乗せられてお散歩中の赤ちゃんがそうしていたので詠みました。
赤ちゃんの手って超かわいい。