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美也P&春香P対談⑥ ~春香P以外に春香はどう見えてるか~

こんにちは、宮尾美也世界一可愛いの会(@miya_kawayoi)と申します。


今回も引き続いて、先日Twitterのスペースにて行ったそにっぴーさん(@f_of_panda)との対談の模様をお送りします。

①~⑤はこちらになります。


6回目となる今回はいよいよ最終回。テーマは「春香P以外に春香ってどう見えてる?」です。どうぞお楽しみください。


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14. 春香そのものを真っすぐ見ている人間は、どこにいる?

れぽてん
 議題としては最後になるかなと思います。これは事前に、そにっぴーさんから私へということでいただいていたものなので、そにっぴーさんのほうから。
そにっぴー
 「春香P以外にとって天海春香ってどう見えているのか」っていうのが今回聞いてみたいことでして。今までどちらかというと春香の話をいろいろさせていただいたんですけれども、特に天海春香って、よく765の顔であったり、もっと言って、アイマスの顔であったり、時と場合、シーンによってはバンナム(バンダイナムコ)を代表する顔にすらなることがある存在。
そにっぴー
 なので、そういう意味では唯一無二の存在なのかなっていう感じはするんですけど。でも実際はアイドルマスターの世界って、アイドルの人数分だけ平等にその子たちの活躍っていうのがあって。そういう意味では、天海春香って特別な子ではあるかもしれないし、ただその特別が、人によってはどう見えているのかっていうのがすごい気になってしまって。
そにっぴー
 どうなんでしょうかね。春香P以外から見てそういう天海春香ってどう見えてるのかなっていうのが気になった次第です。
れぽてん
 はい、ありがとうございます。これは質問をいただいた時からすごい悩んで、布団とかに横になりながら、あーかなこーかなみたいなことを考えて。
そにっぴー
 ベッドバタフライ。
れぽてん
 ショコラブル・イブ(笑)

れぽてん
 ピントがずれちゃう回答になってるかもしれないんですけど、私で出した答えとして。天海春香っていう子は、外的環境が邪魔をしてきて、春香さん自身を見つめにくい子だなと思ってます。
そにっぴー
 ほう、なるほど。
れぽてん
 全く説明が足りないと思うので説明しますけど。外的環境っていうのはすなわちメタ視点の、私たちがいるところですね。そにっぴーさんから冒頭説明がありましたけど、アイマスのセンターというか、広告塔だと言い方がちょっと悪いかなと思うんですけど、そういうところで結構使われてしまう子が春香さんで。
れぽてん
 そこの部分の善し悪しは全く別にして。そうすると、ふわっとした春香さんのイメージが勝手にできちゃうんですよね。「天海春香ってアイマスのセンターだよね」とか「いつもいるよね」みたいな、そういうイメージが勝手にできちゃって、そこから踏み込めない子なんですよ。勝手にできあがったふわっとしたイメージで満足しちゃうんですよね。それで春香さんのことを分かった気になっちゃうんですよ。
そにっぴー
 あー、うんうん。
れぽてん
 そこから、春香さん自身がどういう子なんだろうっていうところに踏み込めるかどうかは、難しい子だなって思いましたね。
そにっぴー
 気持ちはね、分かるんですよ。分かりやすい特徴とか分かりやすいところがあると、それで頭がいっぱいになって、それで分かった気になっちゃうっていうのは、僕も他の子に対してそういうことって往々にしてありますし。それが春香にとってはそういう形で、皆さんにとってそういう子になっちゃうのかなっていうのはすごい分かるんですよね。
れぽてん
 私はたまたま巡り合わせで、どういう子なんだろうって春香さん自身に興味を持てた人間なので、また私以外の人間に聞いたら全く違う答えが返ってくるはずなので、私自身の、狭いフィールドの中の話ということで。
そにっぴー
 なるほどですね。確かに言われて、分かりやすいから分かった気になっちゃう子っていうのはあるかもしれませんね。
そにっぴー
 突然なんですけど今思い出したんで。天海春香学会で出している合同誌のVol.1で編集後記にこう書いたんです、私。ちょっとだけ読みますね。

そにっぴー
 アイドルマスターの不動のセンター、天海春香。この修飾語とキャラクター名のセットを水戸黄門の印籠の如く突き出せば、アイマスに触れている数多くの人が天海春香の話をしてくれるだろう。無印の時代から知っている人、アニメの思い出を語る人、アイマスシリーズのイラストに選出されて描かれる春香さんを指さす人……様々にいてくださることだろう。幸運なことに、春香さんがアイマスのアレコレに登場する頻度は高いから。
そにっぴー
 しかし、敢えて問う。天海春香そのものを真っすぐ見ている人間は、どこにいる? 結局、あなたに知ってほしかったのだ。天海春香に真剣な人が、これだけいるのだということを。
そにっぴー
 これ、学会誌Vol.1のあとがきの抜粋なんですけど。たぶんそこなんでしょうね、僕が思ってることって。春香そのものを見ようとすると、僕も見えてる自信がない。さっきのメインコミュの、春香が出てる他の話とか全然覚えてませんでしたし、自分もまだまだだなという気持ちでいっぱいではあるんですけど。
そにっぴー
 春香そのものを見る。春香のコミュであったり、言葉であったり、曲であったりっていうのとじっくり向き合う。ということが、春香の知名度に対してはなかなかされてこなかった子なのかなと、そういう気持ちはあります。それは別に、春香をみんなが軽く扱ってるとかそういうことは絶対言いたくないし、春香のことをいろんな人がいろんな方法で知ってもらってるっていうことは本当に嬉しい、喜ばしいことだとは思うんですけど。
そにっぴー
 そんな中でも、何かしらいろんな、それこそ同人誌の活動でも、僕の普段のツイートなりブログなりなんでもいいんですけど、僕じゃない人の活動でもなんでもいいんですけど、春香と向き合ってる人の存在っていうのがいろんな形でもっと広まってくれたら。
そにっぴー
 春香のことを無遠慮に普通だと言う人だとか、無遠慮に歌が上手くないとか、そういった言葉とかは少し減っていってくれるのかななんてのはちょっと、思ったりはしますね。
れぽてん
 ですね。春香さんっていう子が、アイドルマスターというコンテンツをずっと引っ張ってきてくれて、シンボルマークとして、一番先頭に立って引っ張っていってくれた存在っていうのは、おそらく誰もが知ってるんですけど。
れぽてん
 そこから「春香さんってこういう子だよね」って言える人間は本当に一気に限られてくると思うので。春香さんの見た目の印象とか、そういうところじゃなくて、曲とか、「彼女の性格がこうだからこのコミュとかはこういう描かれ方をしてて、私はこう思ったよ」みたいな、そこまで言える人っていうのが、もちろん一定数いると思うんですけど、なかなか難しいだろうなっていうのは。
れぽてん
 結局最初のところに戻っちゃうんですけど、なかなか難しい子だなっていう。どうしようもない部分ではあると思うんですけど。
そにっぴー
 僕も今後春香Pとしていろいろアイマス楽しんでいく中で、どういうことができたらいいかなってなった時に、やっぱ一番これが叶えられたら嬉しいだろうなっていう目標は、春香Pが増えること。春香担当だとか、担当アイドルの中に春香を書いてくれる人が増えること。それがもし、自分だとか、誰かの春香が好きな人の力でできたのを見られたら、僕はとても嬉しいだろうなっていうのは思うんですよね。
そにっぴー
 でもこうして、春香Pじゃないし、どちらかというと宮尾美也しか好きじゃねえみたいな人でも、何かいろんなきっかけがあって、春香の話をしてくれたり、こういう企画を作ってくれたりっていう人がね、いらっしゃるのはね、もうね、それはそれは嬉しいことでございますよ、私にとってはね……しみじみと思います。
そにっぴー
 まあなんにせよ、そういう印象があるっていうこともいろいろ考えながら、自分たちの春香についての話がきっかけで、今まで天海春香を漠然としか知らなかった人が、「春香ってかわいいよね」「春香のこの曲いいよね」「このコミュいいよね」って話をしてくれる人がね、ちょっとでも増えてくれたらすごい嬉しいなって今、話の流れでは思いました。
れぽてん
 そうですね。そこの部分は、全てのプロデューサーが常に追求していかなきゃいけないところになると思いますし。私だって世界中の人に美也を知ってほしいので。
そにっぴー
 (笑) まったくですね。


15. 対談、閉幕

れぽてん
 一応、私のほうで用意した議題と、事前にそにっぴーさんからいただいていた議題、これで一通り終わったという感じなんですけれども。私からはほか特に聞くことはないんですけれど、そにっぴーさんのほうからこの場で聞いておきたいことは。
そにっぴー
 いやーもう本当に、どちらかというと聞くよりも話すほうに回ってしまってちょっと申し訳ないなって今振り返ると思うんですけど、話したいことは一通り話せたので僕も満足です。
れぽてん
 大丈夫ですか。
そにっぴー
 はーい。
れぽてん
 ありがとうございます。なんだかんだ言って、21時開始と告知をして、現在時刻22時30分になるわけで。
そにっぴー
 ワオ!
れぽてん
 とても内容のある濃い話ができたかなと、私自身はすごく楽しく、タメになるスペースになりました。ありがとうございます。
そにっぴー
 こちらこそ本当にありがとうございます。
れぽてん
 いえいえ、とんでもないです。このスペース、非常に多くのリスナーの方がいらしてくださって、本当にありがとうございます。
そにっぴー
 とても嬉しいです。ありがとうございます。
れぽてん
 聞いた方の何かしら、考えるきっかけじゃないですけど、何か少しでも残せてたらなと個人的に思います。
れぽてん
 言い忘れたこと、言い残したことなど、ないでしょうか、そにっぴーさんのほうから。
そにっぴー
 春香と美也という接点でいろいろ話ができて、ちょっと僕が喋り過ぎたなっていう反省はあるんですけど、楽しい時間を過ごさせていただきました。たまたまここがね、いろいろと交流があったきっかけからこういう企画立ちましたけれども、春香と美也のこういう企画、今後もあったら嬉しいなと思いますし。
そにっぴー
 それだけじゃなくて、皆さんそれぞれの界隈でまた、いろいろと活動があると思うんですけども、私も、たぶんれぽてんさんもそうだと思うんですけど、アイドルについて語る機会があれば、喜んで参加する、飛び込んでいく人だと思いますので、いろいろとまた世界広げたいと思うんで、誘っていただいたりすると嬉しいなという風には思っております。今後もアイドルマスター楽しんでいきましょう。
れぽてん
 はい、ありがとうございます。私も一言だけ。そにっぴーさん今回、交流があったということで、急な提案だったんですけれども快く受け入れてくださって本当に感謝してます。ありがとうございます。
そにっぴー
 いえーい。
れぽてん
 私のほうも、宮尾美也という子を中心にしながら、私が個人的に気になった子とかについては理解を深めていければなと思いながら、美也の魅力ももちろん広めていければと思いつつ、日々活動をしておりますので。
れぽてん
 何らかの形でまたこういった機会を持てたり、あるいは自分が参加したり、リスナーの側でいろいろ聞いたりっていう機会があったらすごく嬉しいなと思います。
れぽてん
 本当に長時間にわたって、そにっぴーさんと、聞いてくださった方、ありがとうございました。
そにっぴー
 はい、ありがとうございました。


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6回にわたってお届けしてきた、私れぽてんとそにっぴーさんの美也P&春香P対談、いかがでしたでしょうか? 計3万字に迫ろうかという超ロング対談、お読みくださった皆さんに何かしらを残せていれば幸いです。

美也や春香さんの解釈を正面切って語り尽くすことができた大変貴重な機会でした。こうした機会をまた持つことができたら、あるいはどなたかのこうした企画に参加することができたら嬉しく思います。


宮尾美也世界一可愛いの会は現在、『宮尾美也合同誌』(仮称)の完成に向け鋭意活動中です。ありがたいことに、本当に素敵な作品の数々をいただいております。12月末の頒布を予定しておりますので、お楽しみにお待ちいただければ幸いです。詳細や進捗はTwitterをご確認ください。


また、そにっぴーさんが運営の1人として携わる天海春香学会もさまざまなコンテンツを世に発信中です。『学会誌Vol.1~3』『ジャーナル』『16歳春香衣装本』などなど……noteにて寄稿者インタビューも行っており、活動は多岐にわたります。こちらもぜひチェックしていただければと思います。


それでは、今回はこのあたりで。また次回の更新でお会いできたら幸いです。


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