宮尾美也世界一可愛いの会

宮尾美也合同誌企画運営「宮尾美也世界一可愛いの会」の note になります。Twitter : @miya_kawayoi

宮尾美也世界一可愛いの会

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マガジン

  • あの子のむかし話(こうちゃさん著)

    こうちゃさん(@koucha_32)よりいただいた小説になります。紡がれるのは、美也の過去の話。彼女がアイドルを目指そうと思ったきっかけの出会いを描いた物語です。

  • 美也P&春香P対談

    美也Pの私れぽてん(@wafumiru)と春香Pのそにっぴーさん(@f_of_panda)の対談記事です。計6回。3万字に迫ろうかという超ロングで濃密な内容をお楽しみください

  • 美也ソロ4曲目討論会

    「宮尾美也世界一可愛いの会」運営4人で行った「美也のソロ4曲目はどうなるか討論会」の記事です。計4本

最近の記事

美也P&育P対談(後編)―企画主催って結構大変―

こんにちは、宮尾美也世界一可愛いの会(@miya_kawayoi)と申します。 今回も引き続き、先日Twitterのスペースにて行った私れぽてん(@wafumiru)とぱにろくさん(@kq826f)の対談の模様をお送りします。 前回まではこちらをお読みください。 今回は、のぼりとフラスタの企画主催についてのお話です。 (文責:れぽてん) 10. ようやく巡ってきたこの機会 ぱにろく  じゃあ、合同ライブの話をしますか。 れぽてん  のぼりは2月の合同ライブの時に、

    • 美也P&育P対談(中編)―本に込める熱意―

      こんにちは、宮尾美也世界一可愛いの会(@miya_kawayoi)と申します。 今回も引き続き、先日Twitterのスペースにて行った私れぽてん(@wafumiru)とぱにろくさん(@kq826f)の対談の模様をお送りします。前回の内容はこちらの記事になります。 今回は、本作りに込める熱意についてのお話です。 (文責:れぽてん) 5. 好きを全部並べたら れぽてん  先ほど曲の話もありましたけど、サークル名(※えっぐぱにーの)の由来と、合同誌の名前『育が真ん中にいた

      • 美也P&育P対談(前編)―ISFお疲れ様でした―

        こんにちは、宮尾美也世界一可愛いの会(@miya_kawayoi)と申します。 今回から計3回にわたって、先日Twitterのスペースにて行った私れぽてん(@wafumiru)とぱにろくさん(@kq826f)の対談の模様をお送りします。双方ともにここ数カ月、合同誌やのぼり、フラスタ企画の「主催」という立場を経験しながら、ミリオンライブを楽しんできました。楽しかったこと、大変だったことを思い出しつつ、本音を交えながらトークしました。 今回は、ISF10の振り返りと、ぱにろく

        • 「あの子のむかし話」エピローグ(こうちゃさん著)

           こうちゃさんからいただいた小説連載、いよいよ最終回となります。これまでのお話はすべてこちらからどうぞ。  エピローグ 「エレナさんは、お姉さんは、いるのですか〜?」 「えっ?ううん、弟はいるけどネー」 「どんな子ですか〜?」 「もう、ヤンチャだヨ!ワタシ、この前ミサキに髪を編んでもらった時に、すぐにママンに写真送ったんだ。するとネ、弟が、帰ってきたら『普通だよ』って!」 「むふふ〜。それはきっと、照れ隠しですな〜」 「え〜、なんでカナ?」 「わたしもきっと、お姉ちゃんが

        マガジン

        • あの子のむかし話(こうちゃさん著)
          12本
        • 美也P&春香P対談
          6本
        • 美也ソロ4曲目討論会
          4本

        記事

          「あの子のむかし話」⑩(こうちゃさん著)

           こうちゃさんからいただいた小説連載の続きとなります。今までの話はこちらからどうぞ。  10  ――その後、一緒に写真を撮ったんです~。携帯電話で撮ったのですが~……でも~」 「でも?どうなったノ?」 「なんで、ここにあるのでしょうか~?」 「えっ?」 「むーん……。謎が深まるばかりですな~」  エレナは、さすがに転げそうになった。 「ねぇ!……それで、シオリとはどうなったノ?」 「はい~。栞さんは、それからしばらくして女優さんとなったそうです~。わたしより、先輩で、人生

          「あの子のむかし話」⑩(こうちゃさん著)

          「あの子のむかし話」⑨(こうちゃさん著)

           こうちゃさんからいただいた小説連載の続きとなります。今までの話はこちらからどうぞ。  9 「う、うん?」 「むふふ〜、わかってしまいましたよ〜」 「あ、あの……」 「じゃあわたし、栞さんのファンになっちゃったんだ」 「そ、そうなの……」  すると、栞さんはまた笑った。 「もう、美也ちゃん……」 「むふふ〜」  栞さんはこの時、すっごい笑っていた。おかしい、なんて言いながら。その後、こう話した。 「美也ちゃんの前だと、暗い顔ひとつもできない ね」 「え~?」 「ふふ、本当

          「あの子のむかし話」⑨(こうちゃさん著)

          「あの子のむかし話」⑧(こうちゃさん著)

           こうちゃさんからいただいた小説連載の続きとなります。今までの話はこちらからどうぞ。 ──────────  8 「栞おねーさん、ただいま!」 「おかえりー」 「ねえ、これおはなだよ!」 「おはな?」 「これをね、うしろからミツをちゅ~って吸うの」 「えー、ばっちいよ?」 「でもおいしいもん!」 「ふふ。じゃあ」  栞さんは、花をくわえた。 「ふふふ、ちょうちょさんみたいですな~」 「もう!やらされているんだから」 「え~」 「でも、美味しいね」 「うん!」  少し空が

          「あの子のむかし話」⑧(こうちゃさん著)

          「あの子のむかし話」⑦(こうちゃさん著)

           こうちゃさんからいただいた小説連載の続きとなります。今までの話はこちらからどうぞ。 ──────────  7 「栞さんは、その、こっちのひとなの?」 「うん?」  わたしは、歩きながら聞いた。 「だって栞さん、キレイな人だもん」 「キレイって、そんな恥ずかしいんだから……」 「むふふ」  こういう時の顔がキレイなのだ。 「わたしはね、東京からこっちに来てるの。きせいっていうんだって。いまいるばしょがお父さんのじっかなんだって」 「へぇー、じゃあ美也ちゃんは都会っ子か

          「あの子のむかし話」⑦(こうちゃさん著)

          「あの子のむかし話」⑥(こうちゃさん著)

           こうちゃさんからいただいた小説連載の続きとなります。今までの話はこちらからどうぞ。 ──────────  6  昼の散歩に行こう、と提案されたのは午後三時だった。お母さんはいいよと言ってくれて、わたしは栞さんと散歩に出かけることになった。 「よろしくね、美也ちゃん」 「むふふ〜」  今日ぶんの課題を終えた、ごほうびだ。わたしはいつも通りバタバタスニーカーを履いたら、玄関にはキレイな白いパンプスが並べられていた。  わたしがそれを見ていると、後ろから「どうしたの?」と

          「あの子のむかし話」⑥(こうちゃさん著)

          「あの子のむかし話」⑤(こうちゃさん著)

           こうちゃさんからいただいた小説連載の続きとなります。今までの話はこちらからどうぞ。 ──────────  5  勉強は、栞さんがいろいろ付け加えてくれて、丁寧に教えてくれた。わたしが「わからない」っていうと、栞さんが、「これは、こんな感じに考えてみて」とヒントをくれる。いじわる、という感じは全くなく、温かな人だった。  一通り終わった後、栞さんが聞いてきた。 「美也ちゃんは、授業だとなにが得意?」 「えー?むーん……」  少し考えてみる。わたしは、勉強は嫌いなのだけ

          「あの子のむかし話」⑤(こうちゃさん著)

          「あの子のむかし話」④(こうちゃさん著)

          こうちゃさんからいただいた小説連載の続きとなります。今までの話はこちらからどうぞ。 ──────────  4  今は、朝の午前十一時。最近、ちょっと時計は覚えられるようになった。わたしは宿題に向かっている。  昨日は本当にぐっすり眠れた。夜更かししていたのが見つかるとお母さんからしこたま怒られるのだけど、それもしないでぐっすり寝た。  それで、お母さんに今朝ほめられたのは嬉しかったんだけど、だからといって宿題まではやりたくなかった。 「むーん……」  特に、算数が苦手

          「あの子のむかし話」④(こうちゃさん著)

          「あの子のむかし話」③(こうちゃさん著)

          こうちゃさんからいただいた小説連載の続きとなります。今までの話はこちらからどうぞ。 ──────────  3 「おねえさん、おとなりいい?」 「うん、いいよ」  おねえさんを元気づけると、わたしはそう言って、となりのブランコにぽんと座る。すこしだけ、ぎぃと音がした。 「お嬢ちゃん……じゃなくて、あなたはなんて言うの?」 「むーん、もう。わたしはね、みやおみやって言うの。名前はね、まだ漢字がむずかしくて書けないんだ〜」  ブランコでとなり合って、おねえさんの方を見る。

          「あの子のむかし話」③(こうちゃさん著)

          「あの子のむかし話」②(こうちゃさん著)

          こうちゃさんからいただいた小説連載の続きとなります。今までの話はこちらからどうぞ。 ──────────  2 「お母さん、今日は遊んできていい?」 「いいよ。でも、六時までには帰ってきてね」 「は〜い」  わたしは出かける支度をする。毎日、絵日記をつけないといけないから、目一杯遊んでこないといけないのだ。麦わら帽子と、お気に入りの手提げに折り畳み式の将棋盤を忍ばせて、ちっちゃいお財布をポケットに入れる。本当はおこづかいで欲しいものが買いたいのだけれど、夏の暑さのせいで

          「あの子のむかし話」②(こうちゃさん著)

          「あの子のむかし話」①(こうちゃさん著)

          こうちゃさんからいただいた小説連載の続きとなります。プロローグはこちらから。 ──────────  1  ぼうっとする頭の中に、蝉の甲高い鳴き声がこだまする。うだつの上がらない腕をあげてカーテンを開くと、外には入道雲が見える。  わたしは、息吹をあげるようにあくびをした。おおきいあくびであった。お盆の用事を済ました夏の真っ最中で、そろそろ夏休みに退屈してきた頃でもあった。  夏休みの宿題は、全く進んでいなかった。それよりも、今日はなにをしようか、そういうことを考える方

          「あの子のむかし話」①(こうちゃさん著)

          「あの子のむかし話」プロローグ(こうちゃさん著)

          こんにちは。宮尾美也世界一可愛いの会(@miya_kawayoi)と申します。 今回から、こうちゃさん(@koucha_32)よりいただいた小説の連載を始めます。紡がれるのは、美也の過去のお話……。 ぜひお楽しみください。 ──────────  プロローグ  時計の短針は三時を指していた。茶髪の少女はソファーで、昼下がりの陽光のように伸びていた。ひと息ついて、彼女は外を眺めている。窓から伸びる木陰の揺らめくさまに、一抹の幸せを見つけたようだった。  その傍らには、

          「あの子のむかし話」プロローグ(こうちゃさん著)

          冬コミ告知!

          こんにちは、宮尾美也世界一可愛いの会(@miya_kawayoi)と申します。 告知です! 宮尾美也世界一可愛いの会は、コミックマーケット101にサークル参加いたします! 12月31日土曜日「東地区 "ユ" ─ 20b」 にて、①みゃお38月号②アクリルスタンド③アクリルキーホルダー──の3点をご用意してお待ちしております。 ①みゃお38月号 『みゃお38月号』は、総勢30名参加の宮尾美也の合同(アンソロジー)本です。 【規格】 表紙込み134ページ B5、左とじ