チャンスにおける四球
最近考えていた野球における
「野球は団体戦である」という言葉。
野村克也さんの本でも多く出てくるお話であったと思います。
野球は個人戦ではなく、団体戦である。これはどういうことか。
個人戦は自分のパフォーマンスが常に問題で、誰かのためでも、後の場面に繋ぐためでもなく、今この瞬間のために出来得る限りの全てを発揮する。
一方で団体戦では、個人ではなくチームで勝たないと勝利と呼ばれない。
四球はどれほどチャンスに貢献しうるのか。
団体戦で先頭が四球で出塁するのは、重大なチャンスを生み出す。
でも四球に、試合の勝利の決定権があるのだろうか。
今回はデータの見方も全くわからない私だけど、
わからないなりにも野球のこと知ってめっちゃ楽しんでるという回です。
あと1本が出ていれば
結論から言うと野球において勝利を決定づけるのは、
たいてい四球ではない気がしている。
クリーナップ※が四球で満塁にしても、
押し出し4連続は考えにくいから6番は空振りできなくなる。
満塁で内野ゴロでも本塁で捕手と三塁走者とのクロスプレイとなるため、
点にはならない可能性が高い。ノーアウトでも、一つ取れば投手は落ち着くケースが多いため、より手前で1本出ていればという話になってしまう。
先頭としてチャンスを作るためにも、四球は大変重要であるが、
四球の重要性は場面によりけりなので、やはり適時打を大きく評価するべきだと思う。
※打順が3、4、5番目の人
四球満塁の場面
押し出し四球で試合が決まるのは、短期決戦の時くらいだろうか。
併殺打の間に入る一点も大切ではあるが、より勝利を決定づけるのは長打じゃないだろうか。満塁の場面で併殺打の間に1点を取ったあとは、その後の別のイニングで1点を取りに行く必要がある。なぜならバッテリーにとっては、1点で抑えられる確率が併殺打により、グッと上がるからだ。1点だけでは勝利はなかなか決定づけられない。
例えば、現在のドジャース打線においてベッツ、大谷、フリーマンの
この3選手の中で、点にしないと勝鬨は遠のく。
正直この3名はシーズンを通して波が少ない非常に嫌な打順ではあるが、
ここを乗り切れば多少勝負しやすい。かつ、満塁になれば投手もバッターに集中できるからだ。
ちなみにドジャース打線私なら
アウトマン 中
ベッツ 遊
大谷 指
スミス 捕
フリーマン 一
マンシー 三
パヘス 右
Tヘルナンデス 左
ラックス 二
正直、中嶋監督の野球ばかり見ているので、打順は毎日変える日が多い気がしてます。ですが基本線はこんな感じです。
特に大谷、スミスあたりは入れ替わり多そう。
二試合に一回はクリス・テイラー出します。
そして大谷に多めに打席立たそうと思うと、3番かなぁみたいな。
若手に1番打たせたいし、最初の3人だけで山場を完結させたくないし、
T・ヘルナンデスとか、やっぱ伏兵感を出したくて7、8番がいいな。
ただ1、2番組むなら足絡めたいなぁと思います。
まとめにかえて
四球での出塁は大変重要です。
しかもそれが制球力に定評のある投手から、
もぎ取った場面であれば尚更でしょう。
ただ、最終的な勝利を決めるのは一本出るか出ないか
という点になる思います。
ガチガチの投手戦についての話は別の回に取っておきます。
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