ChatGPTのメモリ&サーチ機能を活用したら衆院選投票先の参考になった
今年の衆院選の日程が急転直下で決まったので、投票できる日が期日前投票の前半数日しかありませんでした。調べる時間もなかなか取れないので、ChatGPTのメモリとサーチ機能を利用したら意外と参考になったので記事にまとめておきます!
ChatGPTのメモリ機能
ChatGPTには、ユーザーとの会話で話し合った内容の一部を記憶しておく機能があります。この機能は2024年2月に導入されました。
メモリに記憶した内容をもとに、ユーザーの好みや特性、経験に合わせた回答を生成してくれます。ユーザーは記憶された内容をいつでも削除することができます。「パーソナライズ→メモリ→管理する」で特定のメモリを削除したり、すべてのメモリを削除することもできます。
覚えてほしいことがある場合は、「メモリして」と指定することで記憶してくれます。
このように、メモリ機能はChatGPTがユーザーを理解する手助けとなります。自分好みの回答が欲しい場合には活用できそうな機能です。
ChatGPTのサーチ機能
ChatGPTにはweb検索を行うサーチ機能があります。Web検索自体は2023年5月にWeb browsing機能として導入されています。導入当初はあまりにウェブへのアクセス速度が遅い、アクセスできるサイトが少ないなど正直あまり使えない機能でした。時を経て2024年10月現在、非常に素早くサーチできるようになりました。
アクセス自体も簡単で、/(スラッシュ)を入力して「画像」「検索する」「理由」の選択肢の中から選ぶだけです。
この機能を使えばChatGPTが記憶している2023年10月以降の最新情報についても会話することが可能になります。
メモリ機能とサーチ機能を組み合わせると
それでは本題のメモリ機能×サーチ機能でどれだけ便利になるか見てみましょう。今回は、私の直近の課題である「衆院選、調べる時間がなさすぎて投票先が決められない!」を題材にしてみます。
まずは概要をサーチしてみましょう。
ふむふむ、なんとなく感じは掴めます。これは概要なので、自分の興味のある分野についての政策もまとめてもらいましょう。
なるほど、興味のある分野に関しても概要を掴めてきました。
ここでメモリ機能を使います。ChatGPTとはずいぶん会話してきているのできっと自分の興味を理解しているに違いありません。
私の興味関心を一覧にまとめてもらい、それに対して各党がどのような政策を主張しているかサーチしてもらうというフローのほうが効率が良さそうです。
確かに自分の興味の高そうな項目が出力されました。
この項目について、サーチ機能を使って各党の政策を調査します。
この表をもとに私の興味と合致していそうな政党をピックアップしてもらいます。
参考にはなりそうです。合致度の表も作ることができます。新しい観点も得られた気がします。ただ、今回は政策の概要しか聞いていませんが、財源問題や実現性の問題も当然あります。さらに、AIの提案した内容にはハルシネーションの危険性もあります。サーチしたページの内容を確認しつつ投票したい政党を見つけていきましょう。
まとめ
今回はメモリ機能とサーチ機能の組み合わせでなにかできないかなと考えたところ、自分にとってホットな課題の衆院選の投票先(時間がない)に使えそうと思ったので記事にまとめてみました。ハルシネーション問題もあるので、鵜呑みにはできませんがサーチ機能&参考URLの確認で十分実用性はあると思います。政策関連のページをたくさん見ても、どうもしっくりこない、自分の関心と離れてるので刺さらないなどと感じた方もいるかと思います。その場合は、今回のメモリ&サーチ機能を利用することで、短時間で自分の関心に合わせた政策の概要を掴むことができます。その概要をもとに、徐々に政策に関する関心の輪を広げていけば多少でも政治に興味を持てそうだと感じた次第です。
最後に、いくらサーチ機能を使っているとしてもAIが内容を間違うこともあります。あくまで概要を掴む程度で詳しくはソースを確認してくださいね!
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