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魚好きにはたまらない和歌山南部のグルメまとめ
和歌山県南部のグルメといえば、まぐろが最も有名でしょう。ですが、さすがは熊野の参詣で古くから栄えた街です。他にも様々なグルメがあるので5つピックアップして解説します。
①生まぐろ
那智勝浦漁港は「生まぐろ」の水揚げ量が日本一の漁港です。「生まぐろ」とは、一度も冷凍していないまぐろのことを言います。一度も冷凍せずに味わえるのはやはり港町だけですよね。紀伊勝浦駅周辺で味わえるまぐろは一度も冷凍していない状態なので、食べた時の歯応えが全然違います。しっかりとした歯応えがあるのに柔らかくてスッと噛み切れるうえ、香りや旨みをしっかりと感じられる別格のまぐろです。
紀伊勝浦駅周辺ではお刺身や丼という定番の食べ方だけでなく、レアカツ、串カツ、干物、サンドイッチ、オムライス、ピザなど、まぐろの街らしく様々な食べ方で味わうことができます。
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②めはり寿司
めはり寿司は和歌山県南部の郷土料理で、塩漬けの高菜でおにぎりを包んだものです。山仕事や漁の合間に手軽に食べられるようにと考案されたんだとか。
高菜は日当たりが悪くても作れるため、平地が少ない和歌山県南部地域でも盛んに作られてきました。
お米は白米のまま使うことが多い一方で、好みで酢飯にして食べることもあります。また、具材を入れない場合もありますが、細かく刻んだ高菜を入れることもあります。最近では、一般的なおにぎりと同じように梅やおかか、サバ、しらすなどを具を入れて売られているものも多くなってきています。
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③一刀庵「黒潮ラーメン」
潮岬のすぐそばにあるラーメン屋さん一刀庵は本州最南端のラーメン店として知られています。提供されているラーメンは「一刀庵ラーメン」「黒潮ラーメン」の2種類です。一刀庵ラーメンは鶏ガラベースの醤油味、黒潮ラーメンは鯛と鮪を使った魚介の香りいっぱいの濃厚スープのラーメンです。
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④イノブタ丼
イノブタとは、オスのイノシシとメスの豚を交配させて生まれた動物です。イノシシの旨みと豚の柔らかさを併せ持つお肉と言われており、全国でも大変希少なお肉です。今では全国数箇所で食べられるイノブタですが、生まれたのはここすさみなのです。
定番の食べ方はご飯の上に乗せて食べる「イノブタ丼」ですが、飲食店では焼飯(チャーハン)、巻き寿司などでも提供されています。私は周参見駅前にあるすさみ食堂でイノブタ丼をいただきました。
電車なら「すさみ食堂」で、車なら「道の駅すさみ」で味わうのがおすすめです。
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⑤さんま寿司
この地域では珍しく、さんまをお寿司にして食べる風習があります。
さんまは冬の時期になると、産卵のために三陸沖から和歌山県南部付近にやってきます。ここで獲れるさんまは長い間潮に揉まれたことによって小ぶりで身が引き締まっており、脂が少ないため寿司に適しているのだそうです。
元々は保存食として発展し、昔からお正月に親戚が集まった際などに振る舞われるごちそうです。単にさんまと酢飯を合わせるだけではなく、間に大葉と柚子を入れるのがアクセントです。
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その他
海岸線が長い和歌山県だけあって、ご紹介した以外にもくじら、かつお、伊勢エビ、真鯛、しらすといった海の恵みが豊富です。
有田みかん、じゃばらという柑橘類の栽培も盛んに行われています。これは温暖な気候で水はけの良い傾斜地が多いという柑橘類の栽培に適した地形であるためです。じゃばらは聞き馴染みがないかもしれませんが、県内の一部で栽培されており、酸味が強いことからジュースなどの加工品として売られているのが一般的です。
南高梅はみなべが発祥で、身が柔らかく、種が小さく、皮が薄いのが特徴になっています。梅干しだけでなく、梅酒やお菓子として売られており、幅広い世代に愛されています。