「好きにやったらいいやん」と言われたらあなたはどうしますか?
おはようございます、悠々ファームのクニです。
新たなチャレンジのサポートを受けるときや、例えば会社内で上司から業務を渡されたときに、「好きにやったらいいやん」と言われたらあなたはどうしますか?
挑戦へのサポート
私は放牧で和牛を牧草肥育したいのですが、日本では全くの非常識な方法です。
そんな私にサポートを与えてくれる社長に具体的な計画をお話ししたときに、「好きにやったらいいやん」と言われました。
その時は、計画が認められたような感じで、単純に嬉しかったんですよね。
けど、言葉通りだと好き勝手にしたらいいよってことになると思うのですが、よくよく考えると「信頼しているから、しっかりと成果を出してくれよ」だと思っています。
別の言い方で言うと「裁量範囲は広いけど、責任感も大きいよ」ってことです。
仕事を始めるあなたへ
これは企業のなかでも普通に起こっている状況だと思います。
私も就職した当初は「あれをやってください」「次はこれをお願いします」と具体的な作業指示を受けて、仕事をやっていました。
「言われたことをやる」っていうのに抵抗がある人もいるとは思いますが、これって”言われたこと”をやればいいだけなのですごく楽なことなんですよね。
そしてここで大事なのは、その言われたことを”自分ごと”として考え実行し期待以上の形にするのが、自分の成長にもつながるし、周りからの信頼を増やすことになります。
例えば、些細なことで言うと、「コピーを10部取ってきてくれ」という指示に対して、単にコピーするだけでなく、人が5分かかっているのを2分で終わらせるとか、そのコピーを役員会などで使用するのであれば見やすく冊子にするとか、です。
私の牛飼いの経験で言うと、除糞という作業をどういうツールを使って、どういう手順でやれば、より簡単により早くできるかを考えながら、作業をしていました。
そうすることで、より裁量範囲が広く責任が大きい仕事を任せてもらえるようになると思っています。私は店舗のマネジメントから年20億以上の食材仕入れを担当させてもらうようになりました。
できる人とできない人の違い
先ほど言いました”自分ごと”として考え実行することは、特に言われたことを行う”作業”レベルでは特に大事だと思います。
作業ではなく自分で考える”仕事”のレベルでは、さらに大事な姿勢があると思います。
・やれない方法を考えるのでなくやれる方法を考える
よく聞く言葉ですね。
仕事レベルと言うと、ほとんどが新しくやることだと思います。今の方法をよりよくする、新しい商品を開発する、など。
その時に、「〇〇なのでできません」と言うと、何も進みません。
もちろん新しいことなので難しいことばかりですが、「予算がこれだけあればできます」「今は時間がないので、この仕事を別の人に担当してもらえればできます」と提案することが大事です。
あとはそれが会社としてやるべきかどうか評価して、やるべきであれば仕事として取り組み、やるべきでないと評価されれば辞めるか、やるべきと思ってもらえるように新しい提案を考えればいいと思います。
・全部自分の責任だと思うこと
仕事をしていると、ほんとうに理不尽なことや、予測不可能なことが起こりますよね。
私も、あらかじめ発注していた量を業者が忘れて納品しなかったとか、北海道に珍しい台風が直撃して農産加工品が予定していた量を製造できなかったとか、様々ありました。
こんなとき、緊急の社内連絡や代替品の調達など緊急対応は皆さんやると思います。けど、大事なのはそのあとの制度設計。
その時に原因を「〇〇が動かなかったから」だとか「天候が悪かったので」と他責にしていると、おそらくまた同じトラブルが起こって仕事になりません。
あらゆる理不尽や予測不可能なことも含めて自分の責任と考える、自責にすることで、トラブルを事前に防ぐ方法、新しい制度(仕組み)を考えることが大事です。
それでもトラブルは起こりますけどね(笑)
でも、それで自責を止めてしまうと、それ以上の成長はなく、経営者の場合だと最悪会社をつぶしてしまうことにもなってしまうと思います。
最後に
こんな自分の経験を生かして、社長の期待に応えるよう、全力で頑張ります!!