感想:テンポラリーアーキテクチャー 仮設建築と社会実験(馬場正尊・加藤優一・瀧下まり・菊池純平・木下まりこ著)
はじめに本書は、近年注目されて久しい仮設建築とその社会実験について、国内外の様々な事例を紹介した一冊です。主著者である馬場正尊さんは公共R不動産のディレクターとして公共空間の再生や地方都市の再生などに尽力されている方で、本書から馬場さんの実務の様子も感じとることができます。
新型コロナウイルスにより仮設的な空間の重要性がさらに高まっている現在、非常に参考になる内容でした。今回はそのような本書から興味深い事例をピックアップし、いくつかレビューしたいと思います。
注)
本書では事