波
波ってどこに行ってもありますよね。波と聞いて、どのような風景を思い浮かべますか?海、川面、草や花が揺れているときも波ですね。音、これも音波とか言いますよね。もう少し難しい言葉でいうと、縦波なんて言ったりします。縦波とは、疎密波(そみつは)、空気の圧力の差によって音が伝わるのです。ほら、スピーカーって、ドコドコ振動していますよね?その振動が、空気を圧縮したり戻したり、それが音になって伝わるのです。この振動がゆっくりになると、低音がドコドコなるし、速く振動すると、高い音になります。キーンって聞こえて、最後には人の耳では聞こえなくなりますよね。超音波です。
波っていうと単に海の△△△のような波だけではないのですよね。ちなみに、海の波のようなのを、横波といいます。波の上に米粒が一つ浮いていると、それは上下には振動しますが、移動はしていきません。先ほどの縦波は、逆ですね。
では、どんどん波の速さが速くなっていくとどうなるでしょう?
ここで、波の振動の速さを、周波数といいましょう。どうでしょう?なんとなくイメージがわきましたか?
周波数がどんどん上がっていくと、そのうち電磁波、電波なんて言いますし、そこからさらに上がると、光の周波数の世界になっていきます。
人と人とが、ふとした時に「何か」を感じるのはこの膨大な波からなる海の中のどこかとあなたの中のどこかの振動が一致した時なのかなって思うのです。
ふたつの同じ周波数同士がぶつかったとき、これは共振します。この時、それぞれの波が持っていたエネルギーを分け合って、互いに強め合うのです。
これを、共振周波数というのです。人と人が惹かれたとき、互いに強め合う「共振」が起こっているのです。これは、全く同一の周波数でなくても起こるのです。互いの持つ周波数が、ちょうど整数倍になった時も同じです。
そしてその時、あなたは日ごろ自分一人では感じることのできない、強いエネルギーを感じるのです。それは、これまでに感じたことのない大きなものです。当然ですよね。
あなたの波と わたしの波が 今溶け合って
溶け合ってるのに強くなる 大きくなっていく
今までに感じたことのない その強さ その温かさ
誰に教えられたわけでもなく 自分でわかる 感じるの
互いに強め合う相手を見つけるために 私たちは探して歩く
待つ、探す、見つける だけどもっと この心地よさを求め続けて。
え?そういう人が見つからないときどうすればいいのか?
みなさん、すでに知ってるじゃないですか。
そう、音楽。音楽で心が大きく揺さぶられることないですか?
泣いてしまう事もあるでしょう。そう、波は大きな力を持っているのです。