出会ってしまった。私史上最高の焼酎に。
みなさまこんばんは。いきなりですが、最近出会ってしまったのです。わたし史上最高においしい焼酎に。
恥ずかしながらつい最近まで焼酎が苦手でした。あまり好きになれずにいたのです。独特のオイリーな感じも、香りも、余韻も。洋酒ばかり追いかけていた時期がかなり長く、國酒に関心を寄せ始めたのもここ数年の話でした。
扱い始めてからというものの、とにかく焼酎と友達になるべく、色々勉強し、試飲して、作り手さんともお会いし、カクテルも作らせて頂きました。自宅で楽しめるカクテルから、本格的なバーで楽しむようなカクテルまで。漬込んだり、そのままで飲んだり。いろいろ試して。
しかし腑に落ちず、知り合い以上、友達未満な関係。
少ない私の経験則から、バケツの水(ある一定の経験値)が満タンになって溢れる迄インプットしたら、一気に目の前が開けるだろうから気長にインプットだな~とのほほん勉強していました。
が!出会いは突然、とある酒屋さんでこちらを試飲させて頂きそこから恋に落ちました。
これです。コレ。これが最高にウマい訳です。
杜氏潤平の新酒無濾過黄金まさり
宮崎県の南部、日南市にございます小玉醸造さんが造る杜氏潤平。
この時すでに杯も進んでおり、お酒談議に花が咲いていたのですが。一口頂いたらば、会話を遮るように大きな声で『なんですかこれ!美味しすぎます~!!!!』と大はしゃぎしてしまいました。(すみませんでした・・・)
新酒ならではのハリのあるアルコール感。瓶にもうっすらオイルが浮いている。そして黄金まさりの圧倒的なホクホクのお芋感。あま~くてお芋の蜜の香りがします。たまりません。
これが黄金マサリ。食用と比べてかなり白いですね。
こんなに美味しい焼酎を初めて飲んだ。。。
その瞬間私のバケツの水は溢れ、いろんなフレーバーが腑に落ち、焼酎への理解が深まったのです。
そうなってくるともう楽しくて仕方なくて、他も改めて試したくなるわけです。改めてこちらもいただいてみました。
杜氏潤平手造り
こちらで少し小玉醸造さんの歴史を。
日南市飫肥の城下町に、1818年に創業したと伝えられる小玉醸造さん。平成に入ってしばらく休蔵していたのですが、2001年に継承し、杜氏の潤平さんとともに焼酎造りを再開。潤平さんのお父様の一夫さんはもともと宮崎市内で代々続く酒造蔵を経営しており、潤平氏は東京農業大学醸造学科を卒業後、清酒蔵で修業を積み、蒸留酒が造りたいと帰郷。県内の焼酎蔵でさらに技術を磨いていました。その頃から杜氏として高く評価されていたといいます。
さてお味はというと、これまた違う表情でおいしい!!!甘みうま味はしっかりしているけど、華やかでとってもスムースです!!
「繊細」・「調和」・「余韻」をテーマに食用の宮崎紅を使い手造りで醸す焼酎。現杜氏の金丸潤平が初めて先頭に立ち仕込んだ、小玉醸造の代表銘柄。紅芋特有のかろやかな香り・甘みが特徴。食べ物とのペアリングによってロック・水割り・お湯割り・炭酸割りと様様な飲み方にも対応します。
これが原料の宮崎紅。見慣れたお芋ですね。
結構な種類のお酒を飲んできたつもりではありますが、また美味しいお酒を見つけてしまいました。終わりなき旅ですね。美酒はまだまだありますから。これだからやめられませんね。作り手さんの想いを紡ぎながら良さを伝えていきたいです。このお仕事についていてよかったと思える瞬間の一つです。
また次回もよきお酒を紹介してまいります。お楽しみに^^
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