DAISENの半年を終えて
『やりたい事が分からない』でも『何かやりたい』という情熱のみを持って千葉県を飛び出しました。
偶然わたげ荘(シェアハウス)のまーしーさんの下にたどり着き、「あらっきー」という名前をもらい大山町で新たな生活をスタートさせました。
ワーホリを利用した後は、sunsuntoメンバーとして≪トマシバ≫のグランピングの仕事をしつつ、農業や飲食店など様々なものにチャレンジしてきました。そして、11月10日をもってsunsuntoを卒業し、まーしーさんの元を離れることになりました。
まーしーさんと過ごした日々を振り返りながら、初めて書いたnote『大山一歩』の活動報告としたいと思います。
大山一歩目にしたこと≪自分の心と向き合う≫
まーしーさんに会ってソッコー質問しました。
あらっきー『ここに来た人はみんな何か≪やりたいこと≫を見つけて帰りましたか??』
まーしー 『・・・いいえ!!』
まーしーさんは即答でした。
『えっ、もしかして時間の無駄になる??』と絶望と不安でいっぱいになったのを鮮明に覚えています。だって、やりたいことがなくて、分からないから探しに来たのにその希望が消えた。。。
でもあの時は、他にしがみつけるものは何もなかった・・・・・・・
そして、まーしーさんから最初の指示は『100kmハイクにでませんか?』でした。
『100㎞も歩きたくないなぁー』とちょこっと思ったけど、自分にとっては無駄だと決めつける悪い癖を直したいなって思って参加を決めました。
まさかこの決断が後々自分に大きく影響することになるとは思いませんでした。100Kmハイクの様子は以前noteに書いたのでぜひ読んでください。
『ここにいても仕事を決めることができない。』、『100㌔ハイクは辛いから歩きたくない』
このような負の感情たちと《向き合うこと》が私が最初にした大山一歩だったと思います。
大山二歩目≪人の真似を真剣にする≫
何をしたら自分のやりたい事が見つかるか皆目見当がつかず、ずっと不安の日々。
色んな人に『何かを始めないと何も始まらないよ』、『何か始めてみたら?』と言われ、そうだなぁーと思ったけどまったく動けなくなった二歩目。
定期的に早朝から芝畑に出て、水曜日は國吉農園、週末はトマシバのお仕事をまーしーさんが用意してくれました。
もっともっといろんな仕事に挑戦したいと思っていたところに、百キロハイクでサポート&一緒に歩いてくれたべにちゃんから森のようちえんの自然教室そらやまを紹介してもらいました。
そこでの体験は特別なもので、働くことの楽しさだけでなく、人に必要とされる喜びが溢れていたと思います。
それから縁あってたくさんのお仕事に挑戦することができました。
【お仕事でお世話になったところ】
・トマシバ、自然教室そらやま、おむすび屋ひとむすび
・國吉農園(農業)、AONIWA(芝農家)、観光もぎとり園
芝畑の転用から生まれたグランピングという宿泊業、自然から学ぶ幼児教育、人が良すぎるおむすび屋店主と動画撮影やメニュー開発、人が集まってくる國吉農園、芝ってもうかるの?働いた分だけお金がもらえる芝畑のお仕事。朝3時からずっと働き詰めのもぎ取り園のお母さん。
仕事を知る上で学ぶべきことが全部詰まってた気がします。仕事の効率化、働き手の確保、働きたくなる要素、働きたくなくなるポイントなどなどたくさんのことを吸収できました。
どの仕事も共通してたことは、《人のつながり》と《やりたいことをやる》でした。
言い換えると≪やりたくないこと≫の排除。もちろんゼロにすることは難しいけど≪やるべきことかどうか≫に変換してあげれば良いとのこと。
これは、意識的にやっている社長もいれば無意識でやっている方もいて、観点が全然違ってめちゃくちゃ面白かったです。
結局、振り返ると、私が二歩目にしたことは≪人の真似を真剣にすること≫でした。
仕事のやり方を真似しながら、自分だったらどうするか?
こうしたらもっと効率的かも、もっと良いものになるはず。経営の視点から物事を多面的に捉え、最高のパフォーマンスを追及するという事が、自分に唯一できたことでした。
まーしーさん達からした、らうるさかったかもしれませんが!!
大山三歩目≪小さく始める≫
そして、まーしーさんがアドバイスしてくれた大切な言葉。『小さく始める』
お金が少しかかるけど利益は度外視しで良い。たくさんトライしてから考える。商売じゃなくても良い!
これは私のように『石橋をたたいて渡る』もしくは『どうせやってもできない』というマインドになりがちな人には一番効果的だと思います。
挑戦したことは、地域のお困りごとを知り、お金を得るために『レンタルあらっきー』、そのほかには、『友達のために歌をつくって歌う』、ずっと続けてきたボランティア活動から『日本語教育用ボードゲーム、語学を勉強する。』、飲食店で『動画づくり』と『商品開発』などなどです。
どれも中途半端だったかもしれないけど、一つに絞らなかったから生まれた出逢いもあった。
レンタルあらっきーでは、猫の保護活動をしているジェラート屋、人手不足で困っている新聞配達員、日曜大工で困っている人。引っ越ししたい人。突発的な人手不足になる宿泊業などたくさんの地域のお困りごとを知ることができました。
最後の最後に次に働く場所≪大山ベースキャンプ≫の徳さんにも出会えました。
結果≪なんにも・なんでも≫
私がこの半年間でこれだっていうものが一つだけありました。それは≪中途半端を極める≫です。
今は、「これで起業する」というのはないけれど、やれそう。やってみたいと思うことにはたくさん出会えました。次のところでも、それを中途半端でもいいからやってみようと思っています。そしてさらにもっと色んなことに挑戦してみようと思います。
そしていつか、ここ大山、もしくはどこかで起業・事業の経営することができたら、「進路に悩んでいる学生」、「このままでいいのかな?って仕事で悩んでいる人」を助ける活動をしたいです。
おわりに
免許証も履歴書の提出もなく、ただただ私の気持ちだけで面倒見ることを決めてくださった、まーしーことトマシバ(sunsunto)の佐々木正志社長。強くあり続けることを教えて下さりありがとうございました。
また、売り上げが減ることも気にせず、おむすび屋ひとむすびで好き勝手に働かせてくださった店主のおにぎり君。優しさと芯の強さを教えてくださりありがとうございました。
楽しい仕事をくださった国吉農園さんや芝畑のAONIWAさん、光華園さん、森のようち園の自然教室そらやまさんだけでなく、
一緒に生活してくれたわたげ荘メンバー。「ちゃんとみてますからねっ」と激励してくれたり、美味しいカレーをつくってくれたり、遊びに来て声をかけてくれたり、ゲームつくったり、一緒にご飯をたべてくれたたくさんの仲間。そしてトマシバ、シゴト場カケル、フォトマトペ、あらっきーのNoteやインスタグラム等を見てくださった皆様、温かく見守ってくださり心から感謝申し上げます。
今後もわたげ荘(シェアハウス)にはたくさんの仲間たちが来るかと思います。ここが笑顔とアイディアで溢れ、何かに挑戦しようとする場でありつづけますよう私自身、何かに挑戦している≪あなた≫と切磋琢磨し続けたいと思います。今後ともわたげ荘をよろしくお願いいたします。
半年間、本当にお世話になりました。またどこかで会える日を楽しみにしています。
あらっきー
【お世話になった人】
・色んな人に出会い過ぎて書ききれない😢
【やってきたこと】
・地域の仕事を知る。
・自分のできること知り、やりたいこと見つける。
・他人を知り自分を好きになる
【今後やりたいこと】
・経営を学び、経営に携わる(大山ベースキャンプで修行)
・極める(日本語指導、英語・中国語学習、ボードゲームづくり)
・地域のお困りごとをさらに知る(レンタルあらっきーの継続)
【心】
生活拠点のわたげ荘(シェアハウス・シェア別荘)には、毎週色んな人が訪れる。年齢は私よりもずっと若く、自分の仕事や目標が既にあって、芯がしっかりしている。目が輝いている。
履歴書も免許証の提出もなかった。私を信頼してくれたまーしーさんという色んな人と出会った2ヶ月間のつもりが半年間もお世話になりました。
心の変化を楽しむ。
やりたいことがない。
子どもの杜
もぎ取り農園
おむすび屋ひとむすび
国吉農園
sunsunto
芝農家
レンタルあらっきー
ここへ来るのに免許証の提示も履歴書も必要なかった。見ず知らずの人を受け入れてくれた、社長のまーしー!
どんな人でも温かく迎え入れてくれたまーしーの仲間たち