結婚記念日は卒業式
間があいてしまいました。
おはようございます。むぎです。
今日は1年半前のセレモニーについて。
離婚することに決めてから1ヶ月後に、私たちの6年目の結婚記念日がありました。
お祝いするのは今回が最後になる。
歯医者の仕事の関係で県外を数年単位で転々としていて、やっと地元に帰ってきたので
気になっていた創作料理のお店を予約。(子ども達が保育園に行っているランチ帯に)
閑静な住宅街にジブリの世界のような空間。
歴史のある酒屋さんを活用して、センスの良い世界が広がっています。
そもそも2人でちゃんとしたご飯食べに行くのなんていつ振りだっただろう。
育児、仕事、家事に時間が割かれていて、
2人の時間を意識的に大切にしてこなかったことに気付く。
予約はしてあったけど、オープン前から予約の人達が並んでいる。平日ランチでこの賑わい。
周囲から見れば普通のカップルか夫婦に見えてるだろう。
これから離婚する2人だなんて想像しないよね(笑)
オープンして店内に入る。
どこまでも洗練された空間に、このセレモニーの背中を押されている気分になった。
歯医者はお酒が飲めない体質。
私はお酒が好きだし人並みに飲めるけれど、歯医者と過ごす中で自然と2人の時には飲まないようになっていた。
『今日は飲んでもいい?』
オープンを待ってる時から、美味しそうな日本酒のポップ。
博士に日本酒(十四代)を教えてもらってから、日本酒にハマってしまった。
酒屋さんでもあったお店のおすすめの純米酒。
緊張感をほぐすためにも今日は飲もう。
コースで提供される料理はどれもこれも個性的で美味しくて、大満足。
たわいもない話から、これからの2人の関係性のこと色々話した。
最後のデザートとコーヒーがきた。
今日のセレモニーは、結婚指輪を外すこと。
入籍日と結婚式は2年くらいスパンがあるので、指輪をしていた期間は4年(短いな)。
私が、歯医者の指輪を外す。
周りは我々より熟した大人ばかり。
とくに気にしなかった。
指輪を外す時、一気に色んな思いが駆け巡って涙が出た。
歯医者も少し泣いていたような気がする。
『なんかあったら金に換えてくれ。』
と、歯医者からの精一杯の優しさとして指輪を受け取る。
(ちなみに大変ムードのない話しだが、むぎはこの1年くらい前に結婚指輪を失くしています…。何かの『予感』だったのでしょうかw)
しんみりした空気を纏って帰宅。
14時過ぎくらいだったかな。
緊張感から解放されお酒の酔いもあり、ほどよく眠くなる。
歯医者も『昼寝する』と。
同じ部屋で私はベッド、歯医者は布団。
いつものように横になる。
ここで私はあることを思いついてしまう。
『なんか、歯医者とえっちしたいかも』
もともとレスだったけど、全くないわけでもなく、最後にしたのがいつだったかは覚えてない。
だけど思ってしまった。
確かめたいと。
思ってから数分、言い出せずにモヤモヤどきどき。
いや、でも勢いでいくしかない。
『ねぇ?もう私に対して性欲湧かない?』
そんな感じで言ったと思う。
『え?!うーん、そうだなぁ…』
歯医者、困ってる。
『なんかさ、ちょっとしたい気分なんだけど』
無理よね…
『そうなんだ(笑)まぁ、じゃぁ最後にむぎを味わわせてもらおうかな』
わ!いいの?
こうして私たちは、きっともうこれが最後になるであろうえっちによって、卒業式を終えたのでした。