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「老いる」を受け止めるって?💦

11月8日から13日までの一週間、二度目の脳出血で倒れ、今は『介護付き有料老人ホーム』に入居している叔母をわが家に連れてきて共に過ごしました。

初回倒れた時(今から10年ほど前)に高次脳機能障害と診断されましたが、NPOで後見契約を付けたり、区のサービスを利用したりしながら、一人暮らしをしてきました。

一見普通に見えるけど、その頃から、
①人を疑う
②誤解する
③思い込む

等の症状はあり、

ヘルパーさんは、「丸くしか掃除しない、カーテンレールを壊した」などと言って、来る人を何回も変更してもらい、挙げ句の果てには、ヘルパーを断ってしまいました。

来てもらうのが嫌なら、見守りの意味でも、デイサービスやリハビリに繋がってほしいと伝えていましたが、
出掛けるのも人と交わるのも面倒、と参加せず、また介護認定も受けずに、介護保険も切れてしまい、区との関係も希薄に…。

年賀状も辞めて、人との繋がりも遮断。友達から電話がかかってくるのが嫌だし使いこなせないから(昔はガラケーでメールも出来ていた)と携帯電話も解約。

宅配の食材の購入なども薦めましたが(とにかく、誰かと関わることが大切だと思って)、自分で食べるものは選びたいから嫌だと言って使いません。

ほぼテレビを見るだけの生活でした。

時々会うときには、誰かの不満を言い、人を疑い、また手足に火傷をしているのも見受けられ、一人暮らし大丈夫かな?と心配していた矢先に、今年の1月に二度目の脳出血。今度は小脳の近くが出血し、ふらつきや手足の軽い麻痺、痺れもあり、医師・病院は一人暮らしは不可と判断。

入院したばかりの頃は、病院内の『回復期リハビリ病棟』に移れると聞いていたので、安心していたのに、急遽、退院を促され(恐ろしい感染症が蔓延して空きベッドが不足してしまった)退院時までに私達家族が叔母にとって最善と思う『介護付き有料老人ホーム』を見つけ今年の2月に入居しました。

入院後、叔母のマンションに行ってみると、冷蔵庫はほぼ空。野菜はなく、冷凍庫に、冷凍食品がぎっしりあり、野菜ジュースが配達されていました。(叔母は今でも、野菜ジュースを飲んでいたから野菜は取っていたと言います)

引き出し一段に飲み忘れ?の薬が山のようにしまってあり、引き出しの中も不必要なものがいっぱいで、整理等あまり出来ていないようでした。

それでも部屋の中は小綺麗に、叔母が心地よく生活できる叔母らしい部屋は維持されていて、叔母なりに一人での生活を送っていたのだと思います。

通院はきちんと?行い、電車に乗るなど、過去に身に付いたことは出来ていたし、ゴミ出しもしていて、なんとか頑張って生きていたこともわかりました。

ホームに入居したとき、私達家族は、そこでの看とりも視野に入れて、出来るだけ高級なホーム(前払金は1200万円ほど)を選択。(介護度があまり高くなく、叔母曰く臭くないところ)

入居前後、私がしてきた様々なことは、下記の記事に入っています。
ただし、叔母の記事だけではないのでご了承くださいm(__)m


入居してからは、感染症の広がりのために、施設の外に出ることに制限が多く、特に夏以降、ホーム内で感染者が出てしまい、窓越しのオンライン面談も無くなり、個室だけの生活になってしまいました。クラスターと言う緊急な状態は回避されても、なかなか対策は進みません。

さらに、わが家でも弟が『くも膜下出血』で入院、手術、リハビリと慌ただしく、叔母に何もしてあげられない時期が続き、その間に一人で色々考えてしまったようです。

特に、自ら決めたこととは言え、空いたマンションにうちの長男が住んでいることも、マンションが乗っ取られたようで、「私のマンションに帰って、以前のように自由な一人暮らしがしたい」と願うようになったのだと思います。

私の長男にマンションを出てもらって帰る❗と言い続けます。(この5月に長男も引っ越したばかりで、叔母にきちんと家賃も払っているのに…)

今回こちらに呼び寄せて、マンションから持ってきたものを見せたら、
「こんなに持ってきてなんて言ってない」と怒りだし、いくら「人に貸すことは荷物を片付けることだよ」と伝えても理解できない。

以前の景色に戻りたい。あの部屋に帰りたい、と泣くのです。

一人で自分のお城を守ってきた、あれは、あそこにしまってあったもの、あれは、あそこ、とわかってる。
それが、変わってしまっていることも辛いし切ない。

帰りたいから、ホームの悪口を言い続けます。

「自由がない」→本来は自由度の高いホームですが、感染症対策で仕方ないのだけど言ってもわからない。

「食事が美味しくない」→叔母は肉も魚も出ない、カレーも麺類も出ないと言うけれども、ホームに確認したら出ていると言っている。

「重い認知症の人ばかり、食べながら排便したり、梅毒が流行っている」→そのホームは、自立、要支援の人も多く、介護1まで含むと(叔母は今は介護1)全体の半分で、平均介護率は1.8。群馬の近くの施設に比べたら介護率は低いのに、重い人のことを批判したり、勝手に妄想してしまったり(梅毒が流行ってるからお風呂には入らずシャワーのみ→テレビで梅毒が流行っていると聞いて思い込んでしまった)、職員を批判したり、叔母の不満を聞いていても切なくなる。

「入院していた病院の医師や、ソーシャルワーカーが、間違った悪い判断をした」→一人暮らしが出来ないと判断して、施設を紹介した人達が悪い、と。

あの頃は確かにリハビリが必要だった、でも今は治ったのだから、一人暮らしが出来ると言い張るのです。

正直治ってなんかいない、進んでいると思うし、ホームの人に聞いても、「全てをサポートしているから出来ると勘違いしている」と言われます。

叔母の気持ちもわかります。
わが家に帰りたい。
施設になんかいたくない。
どんなにサービスが良くても、生きている実感がない。

もちろん介護1であれば、家族がいたり、様々なサポートを受けながら一人暮らしをしている人もたくさんいる。

でも叔母の場合、家族も遠く、緊急時にサポートも出来ないし、
歩き方や今の脳や思考力の状態を考えると、本当に介護1なのか、それも調べたいし、今の状態では無理だと私達は思うのです。
ちなみに、来年の1月に介護認定を受けてもらいたい、できれば脳の検査もしてもらいたいとお願いしてあります。

その時その時に、叔母の気持ちに寄り添い、その時その時に、精一杯最善の判断をしたつもりです。

「思いに寄り添う」とは、
無理と思っても、叔母の願い、一人暮らしが出来るようにサポートすべきなのか、
一人暮らしは無理だと私達の思いを伝え続けるのか、
葛藤しています。

私も「無理」と一言で言わないように、言葉を選んで柔らかく伝えるために、叔母が「出来る」と思ってしまうのか…
伝え方も難しいです。

もちろん私は身元引受人(後見人)になっているし、叔母が騒いでも、私が手続きをしなければ、マンションで一人暮らしには進みません。
こちらの思いを押し通すこともできる。
叔母の言うことを無視することも出来る。
でもそれをするのは悲しすぎる。叔母の最善の利益を守ってあげたい、出来るだけ、叔母の思いを受け止めてあげたい・・。でも。でも。。。。

叔母も「マンションで一人暮らしをして、無理だとわかったら、恵子ちゃんが探してくれた施設に最後は入ってお世話になる」とは言うのです。

叔母のなかでは道理が通ってる。

でも、私が一から百までサポートしてきた全てを否定されたようで、切ないし、情けないのです。
(もちろん、叔母も今回の旅やこちらで過ごしたこと、夫が送り迎えをしてくれたことなどに、感謝の気持ちは言ってくれますが・・)

そして、長男に訳を言って再度引っ越しさせ、
今のホームから、マンションに引っ越して、こちらにある荷物も引っ越して、
ダメになったら、こちらにまた全てを引っ越しする、
その労力については、叔母は考えられない。

それを話すと、全部自分でする、と出来もしないことを言うのです。

今回だって冬物衣類を沢山車で運んでいるというのに…。

こんなことを言ったら不謹慎かもしれないけど、
認知がもっと悪くなり、身体ももっと自由が利かなければ、と思ってしまう。
パッと見はできそうに見える、この出来そうな、出来なさそうな、自己理解や判断が出来ない、自分勝手に解釈してしまう、今の状態が本人も介護者も一番切ないです。
分かるときも感情もそのままあるので難しい・・。

加えて、叔母も母(叔母の姉)も高齢。
母も今度89歳。
そろそろ、叔母には頑張らないで、甘えて、共に繋がりながら側にいて生きてほしい。
いつ、どうなるかなんかお互いにわからないのだから。
それを言っても、叔母にこちらの思いを受け止めてもらえない・・。

だから、私は少しでも母と叔母が共に生きるためにも今回最後に、
まず出来るだけ早くこちらの『サ高住』で、一人暮らし体験をしながら、(サ高住は、有料老人ホームに比べて自由)、長男が引っ越ししたら、時々マンションに行ってみたり、数日暮らしてみるのはどうか?と提案しています。

それがわかってもらえれば、そのための協力は惜しまないつもりです。
ただし、引っ越して一年も経たないうちに長男に引っ越しをしてほしいとはさすがに言えないので、せめて来年の11月まで待ってほしいとは叔母に伝えました。(長男の繁忙期などを考えて)

叔母の思いで、長男に引っ越しをしてもらったにもかかわらず一年半で出てもらうのだから、と母は叔母の代わりに長男に弁償金を払うと言っています。(長男は叔母のマンションに引っ越しするために、冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなどを廃棄、廃棄の手数料もかかったし、引っ越しそのものにもお金と労力がかかっています)

引っ越しをするということが、どれだけ大変なことが、叔母だってわかるはずなのに、それが分からない。
自分の思いを通そうとしています。

どうすることが良いのか、何を基準にすればいいのか、
最善を尽くしても、まるでホームに入れたのが悪かったかのように言われる切なさ、
でもでも、大切な叔母だし、病気だからと受け止めなければならない辛さ・・。

今回、今までには書いてなかった個人情報を盛り込んでいます。
公開するのも悩みましたが、話を聞いて何かアドバイスや励ましをもらいたい気持ちと、私の体験が、誰かの何かの役に立てば、という気持ちで投稿します。
どうぞよろしくお願いいたします☆彡

今回は、私の切ない気持ちを
聞いてくださり
ありがとうございました
m(__)m

肉体的には疲れていないはずなのに、なんとなく昨日は、精神的に疲れていたため、のんびり過ごしました。(朝散歩もサトイモの収穫もしたけど(笑))

今日は、銀行・郵便局まわりをしてから、カーブスに行ってきました。
悶々と頭の中で悩むより、身体を動かすってやっぱり前向きになれるな~と思いました(*^-^*)

だから、これからも、自分も大切にしながら、頑張ります(^^)/


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