2018/09/27「生も死も日常。生きている人が元気でいることが大事。」
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奏くんの部屋に置かれた後飾り祭壇には、遺影に遺骨、そして白木の位牌(仮位牌)が飾られている。戒名ではなく「小西奏」がそのままに記された仮位牌。
「仮」と名のつく白木の位牌は、四十九日法要の際に故人の魂を抜くという「閉眼供養」を経てお焚き上げされる。抜かれた魂は「開眼供養」を経て、黒塗りの立派な「本位牌」となって仏壇などで祀られる。
本位牌を作るのには二週間ほどかかるらしく、葬儀社から「そろそろですが、どうしますか」とリマインドが入る。本位牌を作るのか。そして