【後世に残したい児童文学】『ふたりのロッテ』

エーリヒ・ケストナー作。
小学校中学年向け。

オトナになってからのケストナー読み返し。
ケストナー、大好き!
間違えなく児童文学界の頂だと思う。

新聞社の方に「文章は3つのS。Short, Strong, Straight」と言われたのを思い出す。
ケストナーの短い文章が小気味いい。
そして畳みかけてくる。

『ふたりのロッテ』挿し絵もおしゃれ。(岩波少年文庫だけの挿し絵?)

ふたごがいたらどんなに楽しいか!と子どもの頃に思っていた。
しかも自分とうり二つ、入れ替わってもトモダチも気付かないくらい。

ロッテとルイーズが可愛くて。

お母さんのコトバが素晴らしい。
「うちの子は子どもであるべきで、ちいさなおとなではありません」

子どもでいられる時間、長いようであっという間に終わってしまう。
勉強も大切かもしれないが、子どものうちに出来ることを楽しむべき。

子どもに読んでもらいたい一冊。

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