御殿場高原より 50 私のnote:現代の「いしぶみ」
私のnote:現代の「いしぶみ」
noteの創設者は編集者だったと何かで知った.「ああ,言葉とか文字とかが好きな人だったのか」と思った.算数は「丙」だが国語はいつも「甲」だったという母親の影響を受けたのか,私も言葉や文字が好きであった.百人一首は母から小学生のころ教わった.当時の女性には珍しく,若い頃日本中の山に登っていた母は大きな景色が好きらしく,「わたの原こぎ出でてみれば久方の雲ゐにまがふ沖つ白波」が雄大でいいと言っていた.母の影響で,私は発話と同時に消えていく言葉,