ヤマブドウの蔓→「ひご」→山葡萄のかご 2018‐11
かご編みの材料となるひごをつくる。
かごバッグの材料は、クルミや、アケビ、ヤマブドウなどなどありますが、
採取し乾燥されたヤマブドウ蔓は、水に浸して柔らかくし、基本「ひご」にして編むことになります。
この「ひご」を作るのが、かごを編むより難しく手間がかかること。
自然素材は、いろんなことが自然。
まっすぐな蔓、曲がりのある蔓、もちろん節もある。
厚みも様々。
スタンダードな網代編みは、肌が美しくまっすぐで均一な厚みの「ひご」が、かごバッグの美しさを左右する。
ヤマブドウの素材が活かされた、ダイナミックな曲がりや節がメインのデザインも、2個目、3個目で好まれる。
ただ、山葡萄のかごの編み方入門で、基本となるのは網代編みとなるかと思うので、材料となる「ひご」の品質は重要。
まずは蔓の状態を確認し、片方のバサバサな繊維を切り落とす。繊維の流れに沿って整える。そして幅7mm、5mmで均一にカットしていく訳ですが、自然な障害物、節や枝分かれが立ちはだかり、難しい。時間がかかる。
できれば長さは長いほうが使える箇所が多いので、長いものは長いもので確保したい。
いまだに、ひご作りは、何が正解かわからない。
地道な作業。
これからも、試行錯誤。