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「山葡萄かごバッグ」の材料、ヤマブドウ 2023-03

「山葡萄かごバッグ」の材料、ヤマブドウについて。
私なりに感じたことは、まずは樹皮の肌が美しいこと。
なめらかさ、自然な繊維の流れが感じられ何とも言えない白くブラウンでやさしく光放つ肌感がすばらしい。
採取する地域、時期にも差はあるが、東北地方のヤマブドウの蔓最高級と感じる。
気温、温暖差、傾斜、日照等様々な自然要因状況で、この美しい素材が生まれる。

山の恵み自然の恵みそのもの。

山の恵みに感謝。

樹皮を剝がすことができる時期は限られる。梅雨時期、約1か月。
貴重な素材。
標高の高い山へ出向き、ひとの目で厳選、ひとの手で採取するとなれば、採取できる量も限られる。しかも、来年再来年、その先の5年10年のことも考え、むやみやたらには採取しないし、できない。厳選された素材は限られる。


貴重な自然素材で、素材ありのままの美しさ
がいかされたかごバッグはとても魅力的。

ヤマブドウについて、以下ウィキペディアより抜粋。

ヤマブドウ(学名:Vitis coignetiae)はブドウ科のつる性落葉低木樹である。

蔓(つる)は、葉に対生する巻き髭で他の植物等に巻き付き、高く上る。

冷涼地に自生する野生種で、樺太、南千島、日本列島(うち、北海道、本州、四国)、および、鬱陵島(韓国)に分布する。

ヤマブドウの樹皮(蔓)は、日本では籠を始めとする収納用品などの材料として古くから利用されてきた。ゴムのように粘性の高い強靭な繊維からなる日本産のヤマブドウの樹皮は、それだけに癖の強い性質でもあり、加工しないままでは極めて使いづらいため、なめし加工を施すことで利用可能な状態にする。北海道のアイヌは、ヤマブドウの樹皮でストゥカㇷ゚・ケㇼ(葡萄蔓の靴)と呼ばれる草鞋を編んで履いていた。儀礼用の冠・サパンぺも、ヤマブドウの樹皮を芯にして作る。

現代では籠バッグの(少なくとも日本製のものでは、)最も一般的に使われる材料であり、製品は「やまぶどう籠バッグ」「山葡萄かご」などと呼ばれて市販されている。樹皮のところどころに自然のままに残る皮目を、あえて加工せずに野趣あふれるデザインとして活かす場合もある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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