道産子、山陰に住む④〜雪‼皆さん、雪道具持ってますか?剣先スコップで雪かき⁉〜

2024年1月24日。

今日は「最強寒波」のピークであり、気温マイナス1度、15センチ雪が積もった。朝から雪かき(1年ぶり!)、車のエンジンを子供が出発する30分前にオンにする。
すると、いつも迎えに来てくれる中3のお兄ちゃんの友達が車から登場。家の前で降ろしてもらうと、そのまま車は行ってしまった。
お友達、ジャンパー着てない‼真っ白な景色の中、学ランの黒が際立っていた(この話はまた後日)

話は転勤してきたばかりの2017年に戻ろう。冬だというのに、畑には野菜が絶え間なく植わっていて、スーパーへ行けばサンダルで買い物をしている姿や(クロックスタイプに靴下で履いている)、コートを着ていない人も多く、異国にいるような日々。

「雪がないって、楽かも。」と思ってきた矢先、最大の寒波がやってきた。

一夜にして雪景色。かなり積もったため、北海道から運んだ雪かきスコップで道を作る。先が幅広の軽いやつだ。
子ども達は待ってましたと、スキーウェア、手袋を履いて、毛糸の帽子にスノーブーツで外に飛び出す。そりも持ってきたから、山を作るそう。

その日は市役所に行く予定だったので、雪かきをして、いつものように出発した。
降ってしまえば北海道の景色と変わらず、引っ越してきたことが嘘のように感じた。

一歩出た瞬間から違和感は感じていた。こんなことなら家にいれば良かった。
なんと、道がデコボコガタガタで、みんな2,30キロのスピードしか出てないため道が渋滞しており、ようやく市役所についたと思ったら(普段10分。今日は30分。。)

停められない!という落ち。

雪かきが間に合っていなかったのだ。あの時の光景は焼き付いている。背広のおじさんが自分の車の周りを雪かきというより雪をよけて出そうとしていた(夜勤?)

帰路の途中、コンビニ店員が、広い駐車場を雪かきしている。

私は目を疑った。

剣先スコップやん‼

まだ語尾に「やん」を使い慣れていなかった私だが、車から大いに突っ込んだ。正確に言うと、ここでは「〜だがん」が正解かもしれないが、まだこの語尾を知らなかった。

ビニール長靴やん‼

その後もよく周りを見渡せば、家にあるありったけのスコップと防寒になるもので雪かきをしている様子が伺われた。隣のおじさんも雪かきスコップが夏の暑さで劣化して壊れていたらしい。

まぁ、気温は北海道ほど寒くはない。それにしても、みんな薄着で、素手で(もしくは軍手)、剣先スコップで(重い)雪かきなんて正気じゃないと思ったのである。

(その後隣のおじさんは電動除雪機を購入!)


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