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小円筋の触診方法

皆さんこんにちは。ポンコツPTの宮内です。久しぶりの投稿です(;^ω^)

今回は小円筋の触診方法について投稿いたします。小円筋は肩関節周囲炎や投球障害肩で拘縮や癒着、筋力低下、疼痛等が起きやすいため介入すべき組織の一つですよね。
あまりにも臨床で多く評価する組織のため、私は必ず評価します。

はじめに

触診方法以前に介入するべき組織を触診できないと効果がでないどころか、患者様を悪くしてしまいますよね。。。私は治療方法ばかりを重視していて解剖や触診を怠っておりました。そのため患者様の痛みや動作を変えられませんでした。。。そうならないためにも触診を的確に行い、硬さや圧痛等を評価し、介入する組織を確定する必要があります。


それでは本題に入ります。


機能解剖

① 起始停止(教科書的には、、、)
・起始:肩甲骨外側縁近位2/3
・停止:上腕骨大結節の後下部

と言われておりますが。。。

筋繊維束の走行を良く観察すると
・上部筋束と下部筋束に分かれます。
・上部:起始:肩甲骨外側縁下方
    停止:上腕骨大結節後下部
・下部:起始:棘下筋との間にある腱性の強い筋膜
    停止:上腕骨外科頚



小円筋って2つの筋繊維から成り立つんだと驚かされます(;゚Д゚)

秋田恵一ら:運動器臨床解剖学-チーム秋田の「メゾ    
解剖学」基本講座- pp54-59
全日本病院出版会.2020


触診方法

今回、場所の提供の理由により座位での触診の仕方をお伝えします。

①軽く小円筋の場所を把握します。肩甲骨外側縁近位2/3の場所で指を当てます。臨床上、圧痛が強い患者様が多い印象です。そのため、痛みの程度を聞いたり、硬さの程度を確認しながら押すことが大切だと考えています。



②肩関節90°屈曲位にします。この時に肩関節水平内転と水平外転が起きないことに注意しましょう。
ここがずれてしまうと、次の③が分かりにくいと考えてます。

③②の状態から外旋運動を反復します。セラピストは小円筋を触診したまま運動に伴う小円筋の固さと場所を把握します。収縮と伸張を繰り返すことで場所の把握がしやすいです。この時に外旋の最終域まで行うことがポイントです。より硬くなる組織が分かる印象です!

④しかしながら、小円筋の筋腹は三角筋の後部線維に覆われており、さらに棘下筋の下部に位置するため触診しにくい組織です。

私の場合は、三角筋と棘下筋の場所を収縮や伸張で把握して小円筋の場所を大まかに定めてから小円筋の触診を行います。

この部分を知らなかったため、押していたところが小円筋ではなかったという経験が多くあるため、周辺組織の場所の把握はどこの関節にしても大切なのではないかと考えております。

林典雄:運動療法のための機能解剖学的触診技術 
改訂第2版 pp177-181 
メジカルビュー社.2012


まとめ

今回は、小円筋の触診方法についてお伝えしました。触診できる範囲が少ないため、触ることが最初は難しいのかもしれません。
色々な人の筋肉を触り、練習することで熟練できるのではないでしょうか。とにかく練習!練習です
( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧

今後も触診や解剖学についてお伝えしていきます。

やはり、解剖学を熟知し触れないと治療できないですね( ´•д•` )💦私も鍛錬します。

この記事を見て何かアドバイスや自分だったらこうするよ!等ありましたらよろしくお願い致します🤲


それでは、また〜(⊃•̀ω•́)⊃✎



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