1ヶ月の振り返り #14
0. はじめに
こんにちは。三輪防災商会・広報Yです。1ヶ月の振り返り#14です!
このnoteを通じて、
消防設備士ってこんな仕事なんだ
三輪防災商会に仕事を依頼したい
などと思っていただけたら嬉しいです。
毎月15日までに投稿いたしますので何卒よろしくお願いいたします。
1. 全体振り返り
既存の消防設備を再設置する際、取り外したものは事務所に持ち帰り、クリーニングを行っています。新品でなくても、できる限り綺麗な状態で設置したいという三輪防災商会の思いからです。
朝の空き時間を活用して簡易的なクリーニングを行ったり、中には↓の写真のような汚れもしっかりとクリーニングしてピカピカにしています!
これも、三輪防災商会のホスピタリティ精神の一環です。
2. メンバーごとの振り返り
代表:三輪弘輝「美しさと安全性の両立:アパレルショップでの非常ベル設置」
とあるアパレルショップの工事での話です。お客様(ご依頼主)にご用意いただいた図面では、この位置に非常ベルを設置する予定でした。
非常ベル…おそらく皆様も見たことがある“真っ赤な丸いやつ”です。このオシャレなモノクロの空間の中で、黒い柱に赤い非常ベルはあまりにもミスマッチ。
しかし、消防法で設置が義務づけられているため、「なんとか場所を工夫できないか…」と考え、良い場所を探しました。すると、良い場所を発見!消防法的にも問題なかったので、そこに設置しました。
その後の消防検査の際、消防官が非常ベルをじーっと見ています。
(問題ないはずだけど…なんだろう…)と不安な気持ちで聞いてみると、「これ以上ない完璧な位置に付けてるね。まいったよ」というお言葉をいただきました!
(利用される)お客様からは見えづらく、消防法上も問題なく、消防官も視認できて(隠されていない)、音も問題なく聞こえる。
まさに完璧な位置だとお褒めいただきました。
その後、消防官が「良い設備士さんを使ってるね」ご依頼主であるお客様にも話しかけているのを聞いて、「消防設備士冥利に尽きるなあ」と感じた現場でした。
小島佑太「なぜか天井にめりこんだガス漏れ警報器を修復」
三輪防災商会ではもはや”あるある”のケース、工事本編には関与していないが、後日緊急で呼ばれるパターンが今月もありました。今回は「ガス漏れ警報器が天井にめりこんでいる」というご相談でした。
「一体どうやったらそんなことになるんだ…?」と思いながら現場へ向かうと、本当にめりこんでいました。
どうやらダウンライトを入れるために天井を下げた部分に無理やり設置されていたようです。(その結果、警報器が埋もれてしまっている)
誰がどうやってこんな設置をしたのか?ボンドを使って「見た目だけでもちゃんとしてやろう」という意図があったのかもしれませんが、悪意すら感じてしまいます。
すでにお住まいのご家族がいらっしゃったので、”これ以上被害を拡大しないように・必要以上に穴を開けたり広げたりしないように”を徹底しました。立ち会いのご主人にも気を配りつつ、なんとか工事を完了しました。
ボンドで接着されていたため、外すのに苦戦し、配線もギリギリの長さで苦労し、かなり時間がかかってしまいました。
私たちが大変なのは構いませんが、住まわれる方のためにも、こういった雑であったり消防法的にNGの施工は避けてほしいものです。
三輪防災商会としては、こういったリカバリーにもできる限り対応いたしますので、ご相談ください!
秋元俊人「ガス警報器の設置について、工務店さんへお願い」
LPガス用のガス警報器の工事についてお話します。LPガスは都市ガスと違い空気より重いため、警報器は床に近い位置に設置します。ガスを検知するため、設置場所としてはキッチンが多いです。
ここで工務店の皆様にお伝えしたいのですが…「キッチンに設置してください」と指示される際に、”キッチンの引き出しが当たる・冷蔵庫が当たる・食器棚が当たる”といった点が考慮されていないことが多く、これをぜひ改善していただきたいのです!
図面上でガス警報器の位置がしっかり決まっていなかったり、扉や冷蔵庫の位置が配慮されていない場合、現場合わせになってしまいます。現場監督が設計士さんと連絡を取り合い、やっと決まることもありますが、私たちだけでなく、現場監督や職人さん全員にとって大変な作業になってしまいます。
キッチン周りの消防設備の位置を最初からしっかり決めておいていただけると、現場がスムーズに進行するので、ぜひ改善をお願いいたします!
小島孝太「スケジュール調整の難しさと工事現場での連携の実例」
メゾネットの部屋の工事についてです。メゾネットは階段部分の天井が高いことがあり、部屋の中に足場を組む必要がある場合があります。足場は設置日と解体日が決まっているため、階段上に関してはその期間内に工事を完了させる必要があります。通常の現場に比べて、他の職人さんとの作業スケジュールがしっかり調整されています。多くの現場ではスケジュールにある程度の余裕がありますが、今回のようなケースでは、監督さんと連携しながらしっかりスケジュールの調整をして工事に入る必要があります。
①足場設置
②電気屋さん・火報屋(三輪防災商会)の配線
③大工さんの天井組
④クロス屋さん
⑤電気屋さん・火報屋の器具設置
⑥足場解体
という流れだったのですが、⑤の段階で現地に行くと…なんとクロス屋さんが入っていませんでした。建設業回の人手不足で色々なところに皺寄せが…。幸い、今回はクロス貼る前に感知器を設置しても感知器周りのクロスの切れ目を隠すようにカバーを付けることができるタイプの感知器で、最終的な見た目に関しては影響があまり出ない状況だったので、なんとかセーフでした。
(片手でカバーを取り付ける程度なら足場解体後でも安全に届く位置にあるのと、階段部分以外のクロス完了後に器具設置でいずれにせよ再度行く予定があるので、この手段を取ることが可能でした)
監督さんや他業者さんと力を合わせて1つの現場を作り上げるのはやりがいがある反面、スケジュール調整や連携等が難しいと改めて感じた現場でした。
3. 月に一度のご褒美!
7月は現場数がとんでも無く多く、全員で食事に行くことができませんでした!
なんと1ヶ月の実働263件!(4人で)
改めてとんでもない数だったな…と。
メリハリつけて、8月はどこかで美味しいものでも食べられたらと思います。今月もありがとうございました!
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