1ヶ月の振り返り #17
0. はじめに
こんにちは。三輪防災商会・広報Yです。1ヶ月の振り返り#16です!
このnoteを通じて、
消防設備士ってこんな仕事なんだ
三輪防災商会に仕事を依頼したい
などと思っていただけたら嬉しいです。
毎月15日までに投稿いたしますので何卒よろしくお願いいたします。
1. 全体振り返り
今月の振り返りではありませんが、先日"三輪防災商会の仕事のやり方って他と違うらしい"ということに気づきました。
「どう違うのか?」「この違いこそが三輪防災商会強みなのではないか?」と感じたのでそちらを記事にしてみました。
三輪防災商会の中核事業として位置づけられる「マンションの一室におけるリノベーションに伴う消防設備工事」。同様の業務を行う業者は数多くありますが、三輪防災商会のアプローチには、少し異なる点があり「珍しい」と言われることもあります。それが、現場入りの回数です。
一般的な施工フローは次のようになっています。
1回目:配線を仕込む
2回目:線出し
3回目:設置
一方で、三輪防災商会では作業の効率を上げるために
1回目:配線を仕込む
2回目:線出し&設置
の2回の訪問で対応しています。
さらに三輪防災商会では、現場作業に担当制をとっておらず、どのメンバーでも施工が可能な体制を整えています。もちろん、同じ現場であれば同じ担当者が継続して施工するほうが作業がスムーズに進む場面もありますが、1日に複数の現場をこなす必要がある場合も多く、移動距離や時間などを考慮し、このフレキシブルな体制にしています。
このような体制により、
現場訪問回数の削減
柔軟な施工体制
を実現している点が、三輪防災商会の強みといえます。
2. メンバーごとの振り返り
小島孝太「見えない美しさにこだわる三輪防災商会の技術力」
今回はマンションの1室に防音室を作り、その中にスピーカーを設置してほしいというご依頼でした。防音室内にいると警報音が聞こえにくいため、その対策としての設置です。
スピーカーの配線はインターホンから繋げる必要があったのですが、三輪防災商会がこだわっている「見栄え」の部分で、かなり苦戦しました。
インターホンの近くにはダウンライトがあったので、天井裏を経由して防音室まで配線しようとしましたが、途中で梁があり行き止まりに。一般的にはここでモールを使うことが多いですが、見栄えを損ねるためどうしても使いたくありません。「モールなんて使ってたまるか」と意地になっている部分もあります。なので別のルートを探しました。
最終的には、防音室から離れたキッチンのダウンライトを経由しての配線にチャレンジしました。竣工時の配管が利用できたため、それを使って無事に防音室まで配線ができました。
画像ではわかりづらいですが、配線の複雑さが伝われば…。
お客様には見えない部分なので気づかれないかもしれませんが、消防設備は無くてはならない一方で、見た目が重視されにくい側面もあります。見えない部分こそ美しく仕上げるのが、私たち三輪防災商会のこだわりです。
三輪代表よりコメント:
この工事の内容を聞いたとき、まず「すごい!」と心の中で思いました。文字にすると簡単に見えますが、天井裏の配管に消防設備の配線を通すのは至難の技です。例えるなら、5メートル先にある針に糸を通すようなもの。高い技術と集中力が必要で、ここまでできる職人は少ないと思います。
こうした細部へのこだわりと技術を持つことで、見栄えを保ちながら設備を提供できることに誇りを感じています。
小島佑太「名刺一枚から繋がるご縁を大切に」
ある日突然、現場監督さんからお電話がありました。
といっても一度だけお会いしたことのある現場監督さんで、現在どこかの現場でご一緒しているわけでもなかったので、本当に突然のことでした。
内容はというと…小手指のマンションにて消防設備でちょっとしたトラブルがあったそうで、マンションの管理人さんから「この人に相談してみて」と名刺を渡されてお電話したとのことでした。
現場監督さんからは「まさかこんなところでもお世話になるとは思いませんでした」と感謝の言葉をいただきました。
トラブルの件については、今回の工事を担当している工務店さんお抱えの業者さんがいるとのことだったので、「まずはそちらに依頼した方が良いと思います」とお伝えしました。勝手に私たちが工事したら、今入ってる消防設備士さんも良い気持ちはしないでしょうし、トラブルの元にもなりますからね!
それでも、せっかくお電話いただいたので、その場で自分なりの考察とアドバイスをさせていただき、「また困ったことがあればご連絡ください」とお伝えして終了。その後、追加の連絡はなかったので、無事解決したのだと思います。
今回のご縁は、たった一枚の名刺から生まれたもの。今回は直接ご依頼に繋がったわけではありませんが、良好な関係が築けている証なので嬉しく思いました。
実はこの名刺にちょっとした工夫をしています。その工夫とは「名刺のラミネート加工」。一般企業の営業さんであればあまりしないことかと思います。しかし、私たちの仕事で名刺をお配りするのはマンションの管理人さんや現場監督さんです。
なにかトラブルがあった時や困った時にご連絡をいただくことが多いので、ボロボロになりにくいようにラミネートしています。壁に貼って保管してくださっている方もいます。ありがたい限りです。
「名刺ちゃんと作りましょうよ」という提案も、私が三輪防災商会に入社した際に始めた取り組みです。
名刺一枚で繋がるご縁――これからもこの大切な繋がりを育んでいきたいと思っています。
秋元俊人「新たな経験と学び」
私個人としては、初めての試みとなるホテルのリノベーション工事に挑みました。三輪代表のみがホテルリノベーションの経験はあったものの、4人体制となってからは三輪防災商会としても初なので、実質会社としても初めてと言って良いかもしれません。
今回の現場は有明にあるホテル。もともとお付き合いのある元請けさんからの依頼で、ホテルの客室とレストランの施工を担当しました。
ホテル特有の設備として、埋め込み型の感知器が登場しました。普段のリノベーションではあまり出会うことがない、旅館やホテルでよく採用されるタイプの感知器です。今回は特にアドレス付きの煙感知器を設置しました。このタイプは、点検時に部屋に入らずとも対応できるため、多くのホテルで使用されているものです。
設置作業では、感知器の配置が一筋縄ではいかないこともありました。煙感知器は熱感知器と比較して、設置基準が厳しいためです。一例としては、”壁から600mm以上・空調から1,500mm以上”離れて設置することが求められます。しかし、図面の指示通りでは基準を満たしていないことがあり、設置場所を工夫しなければなりませんでした。
なかなか基準を満たす場所がない中で、吸気口の近くは設置が許容されるケースもあるため、「ここなら大丈夫」と柔軟に対応しました。消防検査も無事クリアし、現場を完成させることができました。
さらに今回の現場では、普段見慣れない4端子感知器を扱いました。信号線が廊下のランプに繋がっており、発報時にランプが光るという仕様です。これまで、マンションのリノベーションでインターホンや管理人室に信号が飛ぶ仕様に慣れていたため、この新しい設計には少し戸惑いましたが、現場で確認しながら進めることで学びを得ました。
こうした新しい経験を積むことで、工事の知識と対応力がまた一段と高まりました。これからも、多様な現場での挑戦を楽しみ、学び続けていきたいと思います。
代表:三輪弘輝「頼れるチームと効率的なお客様対応」
前回の記事で述べた全体ミーティングの成果として、これまで一人で担っていたお客様対応をチームで分担するようになりました。今回の記事では、その影響を改めて記したいと思います。
メンバーの協力により、物理的にも気持ち的にも非常に支えられています。以前は私が一手にお客様対応を引き受けていたため、その負担は大きく、時には圧迫感も感じていました。
しかし、全員が対応に関わるようになったことで、私たちだけでなくお客様側にとってもやりやすくなったと実感しています。最近では、お客様からの連絡もスムーズに、さらに細かな内容にも迅速に対応できるようになりました。これにより、現場の進行も順調で、連絡漏れやミスも減少しています。
このような変化は本当に助かっています。おかげで、「良い環境を皆に作ってもらっている」と改めて感じることが増えました。お客様対応の負担が100%だったときと比べて、現在は物理的な負担が70~80%に、精神的な負担が50%ほどに軽減されたように感じています。その結果、気持ちに余裕を持ちながらも、適度な緊張感を保って仕事に臨めています。
今回の変化は、あの日のミーティングが大きなきっかけとなりました。チーム全員で話し合うことで、協力体制の重要性を再認識し、より良い仕事をするための基盤を築くことができたのです。
3. 月に一度のご褒美!
今回は川越のココシスさん。
昨年の忘年会で行ったきりだったので、約1年ぶりです。(昨年の記事)
ここに来ると、いつも食べ過ぎ&飲み過ぎだったのですが、今回は大人になったのか食事の量が落ち着きました。一方ワインの量は増えました…笑
2024年もあとすこし!最後まで駆け抜けます!
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