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苦情オンナからは、逃げるが勝ち!

2年前のお話。
隣に新築のマンションが建った。広さはさほど変わらないのに、家賃が安い。Wi-Fi無料。と言うことで早速引っ越し。

快適な新築LIFEを満喫していられたのは、半年ほどだろうか…
ポストに管理会社からチラシが頻回に入り始める。「夜中に走る音がする」「夜中に話し声がする」など。

最初は、どこかの階で騒がしい人がいるのかな。と思っていたが、その騒がしい人が私らしい。
私の部屋番号を指定され始めた。

早寝早起きの私が、夜中に騒ぐはずもなく、とんだとばっちりを受けてしまう。

管理会社から電話が入り、お隣さんからずっと苦情がきているから、詳しい聞き取りをしたいと。もちろん私ではないと説明すると、管理会社も実は苦情を言っている人がおかしいのだと愚痴り始めた。
最初は、上の階の人を疑い、次に下の階。そして隣の私と、ターゲットをかえながら、毎日のように苦情電話が来るという。

怖いなぁ。
と思っていたら、その日は来た。

ピンポ~ン。
平日の朝早く、お隣さんがやって来た。「昨日の夜、ずっと歩いてたでしょ。うるさくて眠れなかったんだけど。いい加減にしてくれる!」出勤前に怒鳴り込んできて私の言い分も聞かず、エレベーターに乗り込んで行った。
唖然として見送る私。

とりあえず、管理会社に電話して、直接来るのはいかがなものかと伝えた。
私も文句言われないよう、ベッドの位置を変え、静かなスリッパも購入し、21時にはテレビを消してベッドに入った。
しかし、その時は来た!

ピンポ~ン…
寝ていた私は心臓が止まるかと思った。時間は深夜0時を過ぎていた。インターフォンの画面にはお隣さんが。
怖い…とりあえず、スマホにやり取りを録画した。散々文句をインターフォン越しで言って、私もカチンときたので、扉を開けて「寝てたんですけど」と言うと、無視して部屋に戻っていった。
またまた、唖然とする私。

再度管理会社に電話し、「さすがに、怖いんですけど…」と伝え、スマホに録画もしてるので見てくださいと伝えたが取り合ってくれない。というか、管理会社も困っている。

仕方ない。
騒音トラブルで死にたくはない。話し合いの出来ない相手に話しても仕方ない。

結局、私は以前住んでたマンションに逆戻り。
ただ、管理会社に退去すると電話し、お隣さんの愚痴を30分以上話し、管理会社も何もしてくれなかった。と愚痴った。
誠意なのか、家賃1ヶ月分を無料にしてくれた。

前にいたマンションに戻る時、不動産屋さんにまたまた、引っ越しする経緯を話すと、マンションの大家さんが礼金、家賃1ヶ月分を無料にしてくれた。
大家さんには感謝です。

こうして私は今、快適にすごしている。騒音苦情女は、私が引っ越した後もインターフォン越しに、「うるさい!」と文句を言っているのだろうか?
それとも、ターゲットを変えて、苦情を言っているのだろうか?
騒音トラブルのニュースを見る度あの時の嫌な感情が蘇る。
でも、我慢したり、戦ったりしなくて良かった。

『逃げるが勝ち』とは、こういう事なのだと実感した出来事でした。


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