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ワンモアヒロシマ
ワンモアヒロシマは、1992年に広島の高校生が作った反核映画です。基本的に平和公園と原爆資料館をビデオ撮影したものに被爆者の証言を加えた30分の作品です。今では貴重な改修前の資料館や資料館に併合された記念館の映像が楽しめます。映画はラストにジェット機が広島原爆ドーム上空を旋回してくるシーンの後に原爆投下されたかの如くホワイトアウトに爆発音が被さるシーンで終了します。これは新藤兼人監督の映画「原爆の子」のラストシーンの広島上空を飛行機が飛ぶ音が響くラストシーンと同じ演出です。旧広島空港の頃は実際に上空を旋回していて、ギアライディングを真下から撮ることが出来ました。
「もう一回」なら「One more time」ですが。反核の映画は「10フィート運動」をはじめとして広島には多数あります。変化球なこの作品を紹介しておきます。
「ワンモアヒロシマ」の意味は、この映画では、もう一度広島平和公園原爆資料館を見て欲しいという意味だったのですが、ネット時代になり「ノーモアヒロシマ」への反発からの「もう一度広島に原爆を落とせ」という意味で使われるようになってしまったのは残念です。
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