広島のパソコンショップ その2 全国チェーン店編
Windows95が販売になる頃に、中央資本の店舗が次々と広島にオープンしました。中の棚周辺に「DOS/Vパラダイス」「ソフトアイランド」「パルティック」。八木に「ベスト電器パソコン専門店」「パソコンの館」「パソコン工房」。楠木町に「アプライド」。八丁堀に「大塚商会」。紙屋町に「ディスクパラダイス」「ゲートウェイカントリー」「T-ZONE]そして「ソフマップ」。
それ以前には「OAシステムプラザ」が紙屋町の商業ビルの3Fにあってソフトウェアとか中古パソコンとかの販売をしていました。MacintoshⅡでQuickTimeを使用して「ジャイアントロボ 地球が静止する日」のデモを延々と流していました。また、18禁作品のデモもよく流していたようです。「動く動く」と「わたなべよしまさ」さんの作品をデモしていたと兄の日記には書かれています。
しかし、結局はオーバーストアだったのでしょう。そごう広島着物店跡に入っていたT-ZONE広島店は「プッチモニ」の「チョコットラブ」や「リッキー・マーティン」の「リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ」のプロモーションビデオを延々と流してましたが、2001年には閉店してパチンコ屋になってしまいました。競争相手の無くなった「ソフマップ」も2006年には閉店してしまい跡地は「デオデオネバーランド」を経て、今は「アニメイト」「メロンブックス」になっています。
そもそもそれ以前に「ソフマップ進出」で多くのチェーン店が閉店しており、ソフマップ撤退後はパソコン工房とドスパラの一騎打ちとなりました。2024年現在も残っているのはドスパラだけで、パソコン工房は商工センターや東広島西条等の郊外に移っています。
今一番勢いがあるのは二号店を本通に2024年11月にオープンさせたばかりの「じゃんぱら」ですが、これはスマホの中古屋としてのイメージが強いです。パソコンもマザーボードも扱ってはいますが。
広島のソフマップですが、2006年に閉店後は、ベスト電器広島本店がビックカメラの店舗になったときに、その中に中古パソコン屋として復活。ベスト電器広島本店ビルからビックカメラが広島駅前へ移動を決め一時閉店となると、紙屋町の洋服の青山のビル隣に出店となり、ここで中古だけでなく新品パソコンやパソコンゲームソフトまで取り扱うフルスペックのソフマップとして復活しました。しかし、広島駅前のビックカメラが開店すると、この店舗も閉店してビックカメラ内の中古ショップとして細々と営業しています。
これ以外で広島資本以外のパソコンショップとしては古くから中区上幟町の広島県立美術館前に山口県徳山が本店の「フロンティア神代」がありました。しかしヤマダ電機との提携の後に閉店となり、ウィズワンダーランドのあったイズミのビルに出店したヤマダ電機のワンフロアに移転し、最終的にヤマダ電機の取り扱う一ブランドとなり消滅しました。