はた山ハッチ
「はた山ハッチ」氏を初めて見たのは日本テレビのジャイアンツ戦中継でした。それ以前に「まんがスポーツ」というスポーツ四コマ誌で彼の野球四コマは読んでいましたが、皮肉屋で特定の選手を執拗に批判する内容でした。絵は達者なので「いしいひさいち」氏に次ぐ扱いでしたが次第にメインの漫画家になっていきました。そんな漫画家がジャイアンツ戦の中継で何をするのかと思ったら放送時間中にマンガを描くという企画での参加でした。解説の金田正一氏に何度も声をかけられながらマンガを描く「はた山ハッチ」氏はシャイでウブな痩せ細った青年でした。数年後にこの青年が「やくみつる」氏と同一人物と知ったときは時は残酷だと思いました。