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被爆瓦を拾う人々
「被爆瓦を拾う人々」とは原爆ドーム周辺の雁木から潮が引く時間帯を見計らって夏休みを利用して川底の瓦などの残骸を拾う高校生の活動について1988年に記録したビデオ映画です。被爆瓦とは広島や長崎の原爆投下後に残された瓦のことを指します。これらの瓦は、原爆の爆風や熱線によって変形したり泡だったり、独特の形状や質感を持っています。被爆瓦を拾う行為は、爆死者への供養の他に、戦争の悲惨さや平和の重要性を再認識するための一環として行われます。広島や長崎では、被爆瓦を保存し、展示することで、次世代に戦争の記憶を伝える努力が続けられています。もちろん戦後何度も浚渫し護岸工事までした川底にそんなに瓦が残ってるとは思えないと批判する人たちもいます。貸しボートに乗ってオールを漕ぐカップルを横目に行うその行為は、平成初期の大規模浚渫工事と原爆ドームと厳島神社とを結ぶ宮島参拝遊覧船世界遺産航路の屋形船就航とともに消え去りました。ですが、広島大学を中心とした研究者たちによる調査は今も続いています。高校生たちでは引き上げられなかった200キロ近い原爆ドームの壁面の残骸なども広島大学の研究者たちがクレーンを使用して引き当ています。
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